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<新興国eye>前週のブラジル株、原油安と食肉業界汚職受け続落=BRICs市況

2017-03-21 10:01:00.0

 前週(13−17日)のブラジル株式市場は17日のボベスパ指数が前日比2.39%安の6万4209.94と続落し、週間ベースでも10日終値から0.72%安となり、2週続落した。

 週明け13日の指数は続伸して始まった。鉄鉱石相場の上昇を受けて鉱山大手ヴァーレが急伸したほか、原油相場の回復で国営石油大手ペトロブラスも上昇し、指数の上げを主導した。

 翌14日は3日ぶりに反落。ブラジル中銀が前日に発表した経済週報「フォーカス・ブルティン」で、17年GDP(国内総生産)伸び率の見通しが前回予想の0.49%増から0.48%増に下方修正されたことや、米国標準油種であるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油先物がOPEC(石油輸出国機構)の17年原油需給見通しの弱い内容を受けて大幅に値を下げたことも嫌気された。

 15日はFRB(米連邦準備制度理事会)が米利上げを決めたものの、米利上げペースの加速懸念が後退したことや、米信用格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスがブラジルのソブリン債格付けに対する見通し(アウトルック)を引き上げ方向で見直すことになる「ネガティブ」から「安定的」に引き上げたことを好感し、指数は切り返した。

 16日は年金制度の改革に反対するデモが前日に各地で行われ構造改革が遅れるとの懸念が強まるなか、スイス金融大手クレディ・スイスが顧客向けリポートで、ブラジル株が割高になっていると指摘したことから利益確定売り優勢となった。週末17日は続落。ブラジル連邦警察局がこの日、食肉加工業界を舞台にした政治家や保健衛生を監督する検査官への贈賄など不正行為の疑いで、冷凍食品大手BRFや牛肉加工世界大手JBSなどの施設を家宅捜索したことを受けて、両社の株価がそれぞれ7.25%、10.5%安と急落し、指数の下げを主導した。

 今週(20−24日)の株式市場は、引き続き景気見通しや財政・経済改革、商品相場の動向が注目される。主な経済指標の発表は22日の3月中旬IPCA(拡大消費者物価指数)や24日の2月経常収支、2月海外直接投資額(FDI)など。

<関連銘柄>
 ボベスパ<1325>、iSエマジン<1582>、上場MSエマ<1681>、
 iS新興国<1362>、上場EM債<1566>

提供:モーニングスター社

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