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<話題>話題の水素水、効率的なビジネスの行方は風評しだい
2016-06-02 16:03:00.0
 「水素水」が注目を集めている。最近はコンビニエンスストアや自動販売機でもよく見かけるようになり、一部のトレーニングジムでは「運動中の水分補給に良い」として水素水サーバーを設置している。5月に開催された主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)では報道関係者向け施設で伊藤園<2593>の水素水が配られたほどで、飲料メーカー側も宣伝に力を入れているようだ。

 水素水は名前の通り、水に水素分子(水素ガス)が溶け込んだもの。各製品のパッケージには「進化する水」「細胞から元気に」などの文句が記されているが、実際には水素水を飲むことでヒトの身体にどんな効能があるかは不明とされている。現時点では、消費者の間で「体に良い」という印象が先行している様子だ。

 事業の効率に着目した場合、水素水ビジネスは高く評価できるかもしれない。水素水の中身はかつて流行った「アルカリイオン水」や「電解還元水」と同じだとする解説もあり、もし飲料メーカーが新たな設備投資をせず、パッケージを「水素水」に変えることで新製品を生み出したなら戦略としては巧みだ。

 とはいえ、やはり商品の売れ行きを左右するのは世間での印象。最近は水素水の流行に否定的な意見も伝わっており、関連企業はブランドイメージの維持に奔走することになりそうだ。

<関連銘柄>

 日本トリム<6788>=水素水整水器の販売が主力事業
 アビスト<6087>=「浸みわたる水素水」が楽天市場ランキングの複数部門で1位
 パナソニック<6752>=据え置き・組み込み型の還元水素水生成器を製造
 シャープ<6753>=家庭用の電解水素水生成器を製造
 トーエル<3361>=高濃度水素水サーバーを展開
 中京医薬品<4558>=高純度が売りの水素水を販売
 トラストホールディングス<3286>=高濃度「トラストウォーター水素水」を販売

提供:モーニングスター社

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