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新興国情報

ジム・ロジャーズが投資先として注目した国とは
2011/02/17

2009年5月の内戦終了後から今日までスリランカのコロンボ証券取引所の株価指数は3倍もの上昇を記録し、世界からの注目を集めています。しかし、そもそも2009年の内戦終了後スリランカの株式市場になぜ世界のマネーが入ってきたのでしょうか?

その1つにはある人物が関係していると私は考えています。

その人物とはウォーレン・バフェット氏、ジョージ・ソロス氏と並んで世界三大投資家の一人と称されることがあるジム・ロジャーズ氏。

ジム・ロジャーズ氏は過去に世界中を旅し、その後中国株や金、銀などの貴金属やコモディティについて投資することを提言してきたことで知られます。そんな彼が2009年5月に「私が最近注目している国がある。それがスリランカだ」「インドへの投資の機会は、中国やスリランカほど多くない」という発言をし、スリランカを有望な市場とみているというメッセージを世界中に発しました。

さらにジム・ロジャーズ氏は、この時スリランカのコロンボ証券取引所の指数について「2009年下半期には過去最高の高値を付けるだろう」と予想し、当時ほとんど誰も注目していなかったスリランカ株式市場が一躍世界からの注目を集めるキッカケとなったのです。

その後、スリランカの株価指数であるASPI(1985年を100としてスタート)は2009年下期に3,300ポイントを超え過去最高値(当時)を記録したのです。

(2011年2月11日終値は7,586ポイント)

ジム・ロジャーズ氏の発言によって投資先として注目を集めたスリランカですが、26年間続いた内戦中でも年平均6%という高い経済成長率を記録していたことや、爆発的な経済成長を遂げる大国インドから30kmしか離れていない地理的な要素も注目された理由だと思います。

インドは海に広く面しているが、東側の港は浅瀬で、南西部の港はモンスーンの時期に大型船を停泊させることができないためスリランカがインド貿易の玄関となっています。また、インドとスリランカ間の関税がゼロということもスリランカ経済にとってストロングポイントになっています。

スリランカはその地理的な位置から南アジアの貿易ハブとして機能しています。これは東アジアでいうところの香港、中東でいうところのUAE(アラブ首長国連邦)・ドバイのような存在だといえます。

実際海外のメディアなどではスリランカのことを南アジアのドバイという言葉で表現している記事もあります。

このように色々な要素が加わってスリランカが注目され世界からお金が集まり株価が上がったということが言える訳ですが、スリランカにはそのお金を受け入れる環境があったことも大きかったのではないかと思います。

次回はそんなスリランカの投資環境について紹介していきたいと思います。

注意)ジム・ロジャーズ氏は現在スリランカ株式については既に株価が大きく上がってしまったため以前ほどの魅力がないということを述べています。

(しむしむ)

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