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新興国情報

スリランカ株式投資の基本知識、代表指数のASPIは25年で72倍に
2011/04/01

前々回の記事でスリランカのコロンボ証券取引所(CSE)に上場している企業の株式を売買する方法の1つとしてオンライン取引システムCDAX(COLOMBO DIRECT ACCESS EXCHANGE)について紹介しました。

さて、実際オンラインシステムを使ってスリランカ企業への投資を行ううえでスリランカ株式市場に関する知識が必要となります。

スリランカ株式市場のインデックス(株価指数)

コロンボ証券取引所には2つの主要なインデックスがあります。1つが全上場銘柄から計算されるAll Share Price Index(通称:ASPI)、もう1つが代表的な25銘柄から構成されるMilanka Price Index(通称:MPI)です。

ASPIが日本でいうところのTOPIXでMPIが日経平均のような感じと考えると理解しやすいかと思います。

ASPIはコロンボ証券取引所ができた1985年を100としてスタートして、現在は約7,200と25年ちょっとで72倍になっています。MPIは1998年12月31日を1,000としてスタートしています。

マーケットに関するプチ知識

コロンボ証券取引所の取引時間は午前9時半から午後2時半(現地時間)となっています(午前9時から9時半まではプレマーケット)。

2009年からはサーキットブレーカー制度も導入され、MPIが前日比5%以上下落した場合にサーキットブレーカーが発動され取引が中断される可能性があります。

株式を売買する単位は100株単位が基本で、株価の値幅制限も2010年6月から一部銘柄で導入されるなど先進国のマーケットを見習ってか近年整備されてきています。

新興国の株式市場では外国人の保有をかなり制限している市場もあります。スリランカの場合は、銀行株に関しては発行株式の10%までという制限がありますが、多くは保有制限を気にする必要なく取引が可能となっていて100%外資ということも可能となっています。このあたりはエマージング、フロンティアマーケットとしては珍しいのではないかと思います。

投資にかかわる税金ですが、これも他の多くのエマージング、フロンティアマーケット同様キャピタルゲインについては無税ですが、配当に対しては10%の源泉徴収が行われています。

スリランカの株式にはいくつか種類があり、銘柄コードを見ると各銘柄・会社を表すアルファベットの後にX0000とかN0000という感じで文字と数字が並んでいます。これらは株式の種類を表していて、Xは議決権のない株式、Nは議決権がある通常の株式になります。他にもB0000で表されるボーナス株式やP0000で表される優先株などがありますが、個人投資家が扱ううえではX0000、N0000の株式がメインになると思います。注意が必要なのはX0000とN0000では株価が異なるという点です。

一部先進国とは異なったルールなどもあってとっつきにくい点がありますが、株式市場が徐々に整備されていることがわかります。

(しむしむ)

ベトナム株・BRICsプラス11投資情報へのリンク

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