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新興国情報

南部経済回廊の物流ルートに日本企業が続々参入
2011/06/27

ベトナム・ホーチミン〜カンボジア・プノンペン〜タイ・バンコクを結ぶ南部経済回廊の物流を狙って、最近日本のロジスティクス会社の積極的攻勢が目立っています。日本企業の集積が進むバンコク〜ホーチミン間の輸送にとっても重要ルートとなりますが、さらに、プノンペンにとっても貴重な輸送ラインができたこととなります。今後の発展が大変期待されます。

日通が南部回廊で陸路輸送サービスを開始

日本通運は、4月からバンコク〜プノンペン〜ホーチミンを結ぶ南部回廊で、直通の陸路輸送サービスを開始ました。「サザンメコン・ランドブリッジ・エキスプレス」と名付けられたこのサービスは、バンコク〜プノンペン〜ホーチミンを結ぶ南部回廊850キロを2泊3日で結ぶとしています。保税輸送が可能なトランジットライセンスの取得、GPS(衛星利用測位システム)搭載トラックにより輸送状況トレースが可能、振動テストによる精密機器輸送への対応など、日本企業らしい万全の態勢が取られています。これまでの海上輸送ですと、バンコク〜プノンペンは9日、プノンペン〜ホーチミンは5日かかっていたものを、両方とも2日に大幅短縮しています。

郵船ロジスティクスがプノンペンに事務所を開設

郵船ロジスティクスが、プノンペンに事務所を開設しました。日本人1名が常駐するとしています。最近の日本企業の進出増を受けて、事務所開設を決定したとのことです。

郵船ロジスティクスは、すでにバンコクからハノイまで東西回廊経由でつなぐ「メコンランドウィング」という陸路輸送サービスを実現しています。バンコク〜プノンペン〜ホーチミンの南部回廊では、まだサービスを開始していませんが、今後の輸送量をウォッチしながら検討していくとしています。

三菱倉庫がベトナム現地法人設立、カンボジアもネットワークに

三菱倉庫がベトナムに現地法人を設立します。主な狙いはもちろんベトナム国内の物流ですが、これにあわせて、「また今後の展開として、日越間、中越間やベトナム・ラオス・カンボジアなどインドシナ諸国内の物流ネットワークの構築を積極的に進め、中国およびアジア諸国を中心とした国内外一体のロジスティクス事業の拡充を図ってまいります」としています。

(鈴木 博)

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