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新興国情報

「南アジアの貿易ハブ」スリランカ、旅客フェリー再開で大国インドとの連携深める
2011/07/15

スリランカ・インド間の旅客フェリーが28年間の民族対立・内戦によって中断されていましたが、最近になって再開されました。

Press Trust Of Indiaのレポートによると再開後最初のフェリーは約200人の乗客を乗せて記念式典が行われたそうです。

元々スリランカ・インド間のフェリーは1983年までインドのラーメシュワラムとスリランカのマナール間で運行されていましたが、内戦の激化よって中断されてしまっていました。

今回再開されたフェリーのオペレータによると船は毎週月曜日と金曜日の午後6時にインドのトゥティコリン港を出発し、翌日の朝8時にスリランカのコロンボ港に到着する便と、毎週水曜日と日曜日にスリランカからインドへ運航する便とがあるといいます。

フェリー再開にあわせてか、スリランカの港は旅客ターミナル、入国審査と税関カウンタ、待合室、VIPラウンジ、および荷物検査施設などがリニューアルされました。

フェリーで使用されるスコッティア・プリンス号は、約19ノット(時速35km)の速度で巡航することが可能となっていて、 船には332の客室と11のファーストクラス、2つのスイートルーム、そして98の乗員室があり1,040人の乗客を収容する能力を持つほかに、広々としたダイニングルームやカフェ、ショーラウンジ、バー、カジノ、お土産屋さん、病院まであり、そのうえさらに、車を約200台収容するスペースも備えています。

スリランカのRohitha Abeygunawardena副大臣はスリランカ・インド間でフェリーが開通することによってスリランカの貿易と観光をさらに発展させることができるとコメント。またスリランカの政府関係者はインドの商人が荷物100キロまでスリランカへ運ぶことを無料としたことでスリランカのビジネスを刺激してくれることを期待するとしています。

スリランカはその地理的な位置から「南アジアのドバイ」、「インドの香港」と現地メディアで称されるように貿易の中継点となっています。また、スリランカとインドはわずか数十キロメートルしか離れておらず、これまでもスリランカの港へ引き上げられた貨物をインドへ飛行機を使って運んでいました。今回のフェリー開通によって、ヒト・モノの交流がさらに加速することでスリランカの経済発展が期待されます。

(しむしむ)

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