文字サイズの変更

  • 小
  • 中
  • 大
新興国情報

規制緩和と減税で株式市場の活性化を図るベトナム
2011/09/09

通貨ドンの信用不安に高いインフレ、ベトナム経済は様々な要因に苦しめられ一時ブームにもなったベトナム株式市場はここ4年間株価が低迷し続けている。
 ベトナムの主要な株価インデックスであるVN指数は2007年ピーク時の3分の1でここ2年間推移しており、最悪時はピーク時の5分の1にまで落ち込んでいた。

そんなベトナム株式市場の活性化を狙って最近動きが出てきた。
 規制緩和と減税政策である。

規制緩和の代表的な施策としては
 ●複数証券口座開設の許可
 ●同一日に同一銘柄の売買許可(※完全な同一日同一銘柄売買ではない)
 ●信用取引に認可
 などがある。

他にもファンド運用会社関連でも規制緩和が示されているのがいくつかあるが、ここでは個人投資家に関連する事項を取り上げてみた。

このうち、複数証券口座の開設と同一日・同一銘柄の売買については8月から既に実施されている。
 これらはどれも日本人投資家にとっては当たり前のことであるし、ベトナム近隣の新興国でも既に実施されているところもあり、ベトナムが他国の証券市場に対して遅れていたところなので、やっと少し環境が整備されたというところ。

規制緩和と並んで、ベトナム株式市場の活性化のために実施されたのが減税である。
 個人投資家を対象とした減税案が今年8月ベトナムの国会で可決された。

減税は配当及び株式の譲渡益に対して行われ、2011年8月1日から2012年末までの期限付きの減税となっている。

気になる減税率は、配当に対しては5%から0%になり(※一部除外セクターあり)、譲渡益に関しては売却価格の0.1%から0.05%と半分になる(外国人投資家の場合)。
 私たち日本人にとっては国内で課税されてしまうので、メリットがあるわけではないが、この減税によってベトナム株式市場が少しでも活性化されることを期待したいところである。

※同一日同一銘柄売買に関する補足
 ●買い・売り注文の同時発注は不可
 ●同一日に売却可能な同一銘柄は既に保有している株式のみ

(しむしむ)

ベトナム株・BRICsプラス11投資情報へのリンク

バックナンバー

閉じる

ページの先頭へ戻る