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新興国情報

高級クリスタル製造会社スワロフスキーがイラク進出へ、中東事業を強化
2011/05/12

世界的な高級クリスタル製造会社スワロフスキーが、中東事業強化を打ち出している。

スワロフスキーのロバート・ブッフバウワーCEO(最高経営責任者)は、

「現在、当社の純利益に占める中東事業の比率は3%、金額にして3,400万ユーロ(約39億4,000万円)ですが、今後は中東地域での積極的な出店により、純利益に占める中東事業の比率を今後5年間で6%まで高めたいと思っています。具体的には、現在6店舗を展開しているサウジアラビアの店舗数を20店舗に拡大するなど、今年末までに中東全体の店舗数を、現在の25店舗から40店舗に拡大したいと思っています」

とのコメントを発表している。

今年の新規出店はサウジアラビアが中心となるが、経済成長著しいカタールも同社のターゲットとなっているほか、なんと、イラク進出も視野に入れているということである。

中東コンシューマー・グッズ部門のマネージャーであるラスムス・オルセン氏は、

「当社はさらなる成長を目指していますので、積極的な出店計画を持っていることは確かです。サウジアラビアが、当社の中東事業拡大のエンジンとなるのは間違いありませんが、アブダビやカタールも当社にとって重要な市場になってくることでしょう。また、クウェート、シリア、エジプトでの市場シェアを高めていけると考えています。現在当社はイラク以外の全中東諸国に出店していますが、イラクに出店するのも時間の問題だと思います」

とのコメントを発表している。

1985年設立のスワロフスキー(オーストリア)は現在も同族経営を貫いていることで知られる。

過去10年間で、主力の立体彫刻販売中心のビジネスモデルから、有名ファッション、ジュエリー、照明ブランドとのコラボ中心へと劇的な経営スタイルの変化を実現している。

この戦略が功を奏し、昨年の売上高は前年比23%増の26億6,000万ユーロと高い成長を実現している。

あの、スワロフスキーがイラク進出とは、日本で生活していると、なかなか実感が湧かないかもしれないが、これが今の中東経済の現実である。

イラクイコール爆弾テロという認識の方が周りにいましたら、ぜひ、スワロフスキーの例を挙げ、イラク経済がどんどん変わっていっていることを説明していただけたらと思う。

(マウリーシ・ハーリド・ビン・アルワリード)

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