文字サイズの変更

  • 小
  • 中
  • 大
新興国情報

預言者ムハンマドの直系子孫とマンチェスターシティのオーナー、シェイク・マンスール氏の意外な関係
2011/06/09

アジアサッカー連盟会長のモハメド・ビン・ハマム氏のFIFA(国際サッカー連盟)会長選および、カタールワールドカップ招致に際しての不正疑惑が相変わらず世界中のメディアを騒がせているが、そんな中、ヨルダンサッカー協会会長のアリ王子が、FIFA副会長としての仕事を開始したことが同氏の事務所より発表されている。

アリ王子は、なんとイスラム教の創始者、預言者ムハンマドの直系子孫。

近い将来、スポーツの王様、サッカー協会会長の地位に、預言者の直系子孫が就任する日も来るのであろうか。

ここで一口メモ。

アリ王子の姉が、ドバイのムハンマド首長の妻ハヤ妃、そして、ムハンマド首長の娘婿が、UAE(アラブ首長国連邦)のハリファ大統領の信頼も厚いUAE副首相シェイク・マンスール・ビン・ザイード・アルナヒヤーン。

そう、今をときめくイングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスターシティのオーナーである。

ということで、本日は、シェイク・マンスール氏が会長を務める、世界的なエネルギー関連投資企業、IPIC(国際石油投資社)についてみていきたいと思う。

国際石油投資社の投資先一覧

日本のコスモ石油の大株主である、IPICの総資産が580億ドル(約4兆6,500億円)に達したことが明らかになっている。

IPICは1984年にアブダビ政府により設立された投資会社で、アブダビ首長国外の石油、石油化学分野を主な投資先とする投資会社である。

現在の投資先は世界的なエネルギー関連企業14社となっている。

アブダビのDr.モハメド・アミラフエコノミストによれば、IPICの海外投資からのリターンがUAE国内に還元された結果、多くの雇用創出、UAE国民の所得向上など、UAE経済の隅々まで好影響が及んだと分析している。

さて、注目のIPICの投資先であるが、以下にまとめてみた。

馴染み深い企業も出てくるので注目である。

・アラブ・エジプシャン・オイル・パイプライン社(エジプト):15%出資
・OMX(オーストリア):20%出資
・CEPSA(スペイン):96%出資
  ※近日中に完全子会社化が発表される見通し
・ボレアレス(オーストリア):64%出資
・エミレーツ・ケミカル(UAE):40%出資
・ガルフ・エナジー・マリタイム(UAE):30%出資
・コスモ石油(日本):21%出資
・EDP(ポルトガル):4%出資
・フェロスタル(ドイツ):70%出資
・ノヴァ・ケミカル(カナダ):100%出資
・オイルサーチ(オーストラリア):15%出資
・オアシス・インターナショナル・パワー(UAE):36%出資
・PARCOパキスタン・オイル・カンパニー(パキスタン):40%出資
・アーバル・インベストメント(UAE):86%出資

以上がIPICの投資先14社一覧である。

この中でも、最後のアーバル・インベストメントは、エネルギー関連企業というよりも、今や、スポーツから宇宙まであらゆる分野に投資を行い、世界中から注目を集めている。

今は、F1でお馴染みのレッドブルとの間で、何やら交渉が始まっているようだ。

(マウリーシ・ハーリド・ビン・アルワリード)

マウリーシ・ハーリド・ビン・アルワリードサイトへのリンク

バックナンバー

閉じる

ページの先頭へ戻る