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新興国情報

新たな中東発ブランド「らくだバーガー」が世界的に大人気
2011/06/23

以前はUAE(アラブ首長国連邦)の動物と言えば、国章にも描かれている「鷹」を連想する人が最も多かったが、現在ではなんと言っても「らくだ」がUAEのシンボルとなっている。

シンボルというよりも、UAEを代表するブランドとなったと言っても言い過ぎではないだろう。

ドバイのスークの土産物屋で売っているTシャツにはらくだの絵が描かれているものが多いほか、らくだミルク、らくだミルクアイスクリーム、らくだのぬいぐるみや文房具などを数多く取り扱う「Camel Company」は世界最大のショッピングモール「ドバイモール」の目玉ショップの1つである。

http://www.thedubaimall.com/en/shop/camel-company

また、日本のバラエティー番組などでらくだレースの模様が紹介されているのを観たことがある方も多いだろう。

ドバイのムハンマド首長がブランド育成に力を入れている、らくだミルクチョコレートの「アルナスマ」も忘れてはならないだろう。

ちなみにアルナスマは、日本橋の三越でも店舗を展開しているので、ぜひ一度お試しいただければと思う。

私も以前、三越のアルナスマでらくだミルクチョコレートを購入したことがあるが、なかなかおいしかったという印象を持っている。

このように大きな広がりをみせるUAEのらくだブランドであるが、その中でも一際注目を集めているらくだは、なんと言っても、ドバイのバスタキヤ地区で営業する「ローカル・ハウス」というレストランが提供する「らくだバーガー」であろう。

らくだバーガーは、低脂肪で健康にも良いとして、地元の人々、観光客にも大人気で、らくだバーガー目当てで、1日当たり100人以上の客が訪れている。

当初、らくだバーガーの値段は1個5.45ドル(約440円)ほどだったものが、人気の高まりとともに、現在では1個10ドル以上と2倍以上になっている(人気上昇にともない、容赦なく値上げを行ってしまう辺りはアラブの商売人気質の表れか?)。

らくだバーガー人気に目をつけた世界中の企業からは、フランチャイズ展開の問い合わせが殺到しているということである。

既に、アブダビでの出店が決定しているほか、オマーン、エジプト、ドイツ、そして何とロサンゼルスからも問い合わせがきており、出店に向け現在交渉中である。ドバイのらくだバーガーがロサンゼルスの人々にも人気となるのも時間の問題か。

しかし、ローカル・ハウスとしては、海外展開を進める前に、UAEでの確固たる事業基盤を確立したいというのが本音のようだ。

いまだに、中東には目玉となるブランドがないという日本人もたくさんいるようだが、着実に中東発のブランドが育ってきていることを知っておいていただけたらと思う。

(マウリーシ・ハーリド・ビン・アルワリード)

マウリーシ・ハーリド・ビン・アルワリードサイトへのリンク

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