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新興国情報

UAE格安航空会社のウクライナ市場争奪戦が勃発
2011/09/15

中東北アフリカ最大の格安航空エアアラビアが、来月より、ウクライナのドネツク、ハルキウ便を就航することを発表している。同社はドバイ株式市場上場で、UAE(アラブ首長国連邦)のシャルジャ首長国に本拠を置く。
※エアアラビア全体の路線数は67路線となる
 エアアラビア http://www.airarabia.com/home

エアアラビアは2008年10月に、ウクライナの首都キエフ便を就航しているので、今回2路線を追加することでウクライナ便は計3路線となる。

10月7日にウクライナ第2の都市ハルキウ便を就航した後、12日には、ウクライナ東部の主要都市(人口150万人)のドネツク便を就航する。

エアアラビアのアデル・アリCEO(最高経営責任者)は、今回のウクライナ事業拡大について、以下のようなコメントを発表している。

「UAEおよび湾岸諸国と、文化的、経済的に強い結びつきがあるウクライナ路線拡大を発表できたことを心より嬉しく思います。当社は中東北アフリカに初めて格安航空というビジネスモデルを持ち込んで以来、8年間で乗客2,000万人を達成し、地域における老舗格安航空の地位を確固たるものとしてきましたが、今後も引き続き、新市場開拓を積極的に進め、当社の質の高いサービスをより多くの人々に提供していきたいと考えています」

湾岸産油国の農業投資先として、そして来年に迫った、サッカーヨーロッパ選手権開催地として、ウクライナが非常に注目を集めているが、ウクライナ路線拡大が、エアアラビアの収益にどのような好影響を及ぼすことになるのか大いに注目していきたいと思うのだが、実は、今月、ドバイ政府系新興格安航空フライドバイ(本拠地ドバイ首長国)も、キエフ、ドネツク、ハルキウ便就航を発表している。

エアアラビアの路線と全く同じである!
 フライドバイ http://www.flydubai.com/english.aspx

中東北アフリカ初の格安航空会社エアアラビアに対して、2009年に営業を開始した新興のフライドバイも積極的な路線数、機体数拡大を通じ、王者エアアラビアの牙城に挑んでいる。

両社の本拠地は、車で20〜30分の至近距離にあり、まさにバリバリのライバル関係にあると言ってもよいだろう。

その両社が、ウクライナ市場で雌雄を決することになる。

果たして、どちらがウクライナ事業を大きな成功に導くことができるだろうか。

チェルノブイリ原発事故から25年。

ウクライナは格安航空がこぞって参入を目指す国として、再び中東諸国で脚光を浴びている。

(マウリーシ・ハーリド・ビン・アルワリード)

マウリーシ・ハーリド・ビン・アルワリードサイトへのリンク

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