NISAに適した金融商品は? 〜投資信託編 低コストが魅力のインデックスファンド

インデックス投資でラクラク資産運用

少額投資非課税制度のNISA(日本版ISA)導入を来年に控え、投資経験がなかったり投資にあまり詳しくなかったりする方が投資に興味を持ち始めていることと思います。そこで今回は初心者向けのインデックスファンドをご紹介します。

インデックスファンドとは、投資対象資産全体の値動きを示す指数(インデックス)に連動する成果を目指すファンドです。日本株はTOPIX(東証株価指数)や日経平均株価に連動するインデックスファンドが多く、2013年5月末時点でTOPIX連動型ファンドは29本、日経平均連動型が35本となっています。
インデックスファンドはローコスト型ファンドとも言われ、ベンチマークを上回るリターンを目指すアクティブファンドに比べてコストが低いのが魅力と言えます。

例えば、図表1のように、モーニングスターカテゴリー「国内大型グロース」に属するファンド(DC、SMA、ETFを除く)の平均信託報酬(税込)等は1.55%であるのに対して、「TOPIX連動型」の平均信託報酬(税込)等は0.62%とコスト面で優れています。

図表1:モーニングスターカテゴリー別信託報酬(税込)等

図表1:モーニングスターカテゴリー別信託報酬(税込)等

また、インデックスファンドは指数に連動をすることを目標としているため、アクティブファンドに比べて、値動きが分かりやすい面があります。
例えば、指数については新聞などのメディアでほぼ毎日報道されており、日経平均株価が上昇すれば日経225連動型ファンドの基準価額は上昇し、逆に日経平均株価が下落すればそのファンドも下落します。したがって、メディアなどを通じてインデックスファンドはリアルタイムで値動きを把握することができます。また、インデックスファンドでは、専門家が「日経平均株価の年末の目標株価○○円」、「明日の日経平均は反発が予想される」などの見通しを発表し、それを参考に一般投資家はファンドの売買ができます。一方で、アクティブファンドの場合、日経平均株価が上昇しても基準価額が下落するケースもあります。また、各ファンドによってポートフォリオが異なり、一般投資家には組入銘柄やその見通しを全て把握することが困難なため、売買のタイミングが難しくなります。

加えて、アクティブファンドの場合、数あるファンドの中から有望なファンドを選ぶのは容易ではありません。過去にTOPIXを上回るパフォーマンスを達成したファンドが将来もTOPIXを上回るかと言えば、必ずしもそうではないからです。
例えば、2010年5月末時点でモーニングスターカテゴリー「国内大型グロース」に属するファンドの中で、純資産額上位10位のうち、同月末までの過去3年間のトータルリターンがTOPIXを上回ったファンドは6ファンドありました。その6ファンド中、2010年5月末から2013年5月末時点までの過去3年間のトータルリターンでTOPIXを上回ったファンドは3ファンドと半分に減少しています。

図表2:TOPIXを上回るパフォーマンスを達成したファンド数

図表2:TOPIXを上回るパフォーマンスを達成したファンド数

インデックスファンドの中でコストが最も低いのは

図表3:国内株式のインデックスファンドの低コスト一覧

順位 連動対象 ファンド名 税込信託報酬等(%)
1 日経平均株価 ニッセイ 日経225インデックスファンド 0.29
2 TOPIX SMT TOPIXインデックス・オープン 0.39
2 TOPIX 日本株式インデックスe 0.39
2 日経平均株価 SMT 日経225インデックス・オープン 0.39

出所:モーニングスター

図表3に示す通り、インデックスファンドで最も低コストなのは「ニッセイ 日経225インデックスファンド」で税込信託報酬等は0.29%。次いで低コストなのが「SMT TOPIXインデックス・オープン」、「日本株式インデックスe」、「SMT 日経225インデックス・オープン」でいずれも0.39%でした。

信託報酬等が1%違うだけでも、長期でみるとその差は無視できない規模になります。例えば、元本1,000万円を年間5%で運用できたと仮定します。信託報酬等が最も低い「ニッセイ 日経225インデックスファンド」と同じ0.29%であった場合、20年後には2,511万円となります。一方、コストが高いアクティブファンドで運用した場合、国内大型グロース型ファンドの平均税込信託報酬等1.55%を用いると、20年後には1,972万円になっており、受取額は539万円も少なくなります。

アクティブファンドが多数あるなかで、どれに投資すればよいか迷っている方や投資初心者の方は一度、インデックスファンドに投資することを考えてみてはいかがでしょうか?

その他の各社インデックスファンドシリーズ
信託報酬比較一覧はこちら

NISAに適した金融商品は?

NISAに適した金融商品は?〜株式編

銘柄選びで考慮したい制度概要

銘柄選びで考慮したい投資指標『PER』

銘柄選びで考慮したい投資指標『PBR』

スタート3カ月、口座開設は順調

NISA投資1兆円を突破

NISA拡充策に期待高まる

NISAの“駆け込み需要”が話題

NISA利用促進へ 税制改革に関心

NISA改革はこれから

2014年のNISA、利用期限迫る

時流に乗る銘柄への投資の重要性

制度変更で利用増えるか

NISA口座、稼働率上昇

国内経済の好循環に期待

「木を見て森を見ず」に注意

NISA口座の稼働率は50%超に上昇

「ジュニアNISA」を活用せよ!

NISA口座の利用進む、注目すべき日本株は

「シクリカル株」の買い時を探る

統計から業績動向を読む

NISA口座利用は増えるも、認知度は低い!?

米金融緩和 終わりの始まり―過去の影響を検証

NISA今年の買入れのタイミングは?

NISA拡大には逆風、日本株は正念場へ

4月からはジュニアNISAでの投資が開始!!

地震と株価の関係を知る――過去の事例を検証

NISA今後の買入れのタイミングは?

個人株主数が過去最高、NISAも寄与

NISAに適した金融商品は?〜ETF編

NISAに適した金融商品は?〜J-REIT編

J-REITはNISA向き?

NISAに適した金融商品は?〜投資信託編

リスク低減型ファンド

資産形成型ファンド

分配金受取型ファンド

値上がり益追求型ファンド

低コストが魅力のインデックスファンド

NISA向け新ファンド続々登場!

英国に学び、コスト重視に転換を

年1回決算型ファンドへの関心は強まるか

NISAで毎月分配ブーム終焉か

損失回避有望ファンドはこれ

有力ブロガー注目のファンドは?

長期運用実績のあるファンドにも注目

最大下落率の低さで選ぶ

「年1回決算」VS「毎月分配」

「インフォメーションレシオ」とは?

長期で高レーティング獲得

バランスファンドの最大下落率に注目

13年ぶり逆転へ、毎月分配以外が人気化

「NISA」機に資産配分見直しを

NISA効果!?投信市場のトレンドに変化

私たちはみなさまの資産運用・資産形成を応援しています

  • SBI証券
  • 大和証券
  • 野村アセットマネジメント
  • 野村證券
  • フィデリティ証券
  • 三菱UFJモルガン・スタンレー証券

この情報は投資判断の参考としての情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としてはいません。又、弊社が信頼できると判断したデータにより作成しましたが、その正確性、安全性等について保証するものではありません。著作権等の知的所有権その他一切の権利はモーニングスター株式会社並びにMorningstar,inc.に帰属し、許可なく複製、転載、引用、配布することを禁じます。