NISAに適した金融商品は?〜株式編 NISA利用促進へ 税制改革に関心

「ジュニアNISA」創設

 今年1月に鳴物入りでスタートしたNISA(少額投資非課税制度)ですが、口座数こそ増加傾向にあるものの、実際に株式や投資信託への投資に動いた稼働率は約3割に止まっているのが現状です。NISAは年間100万円までの投資に対する利益が非課税となる制度ですが、未利用分は翌年に繰り越せない仕組みのため、初年度の利用期限は残り3カ月程度に迫ってきました。

 こうした中、利用促進に向け制度の拡充や変更を求める声が出ています。金融庁は8月に発表した平成27年度の税制改正に向けた要望項目の中で、「家計の資産形成の支援と成長資金の供給拡大」と題し、NISAの拡充・利便性向上や金融所得課税一体化などを挙げています。

 NISAに関しては「ジュニアNISA」の創設を提案。現在、同制度の利用が中高年の投資経験者に偏重していることから、若年層や投資未経験者へと投資家のすそ野拡大を促す狙いがあります。ジュニア版は0〜19歳の未成年者を対象とした口座で、親や祖父母が子・孫に代り資金を拠出する制度。年間の投資上限額は80万円を想定しており、成人版と同様にこの枠が非課税となる見込みです。高齢者に偏在する膨大な金融資産を成長資金へと動かす契機になると期待しています。

上限金額引き上げ

 また、現在のNISAは上限金額を100万円から120万円に引き上げることを提案。毎月10万円を定額投資するとして12カ月分に相当します。毎月積立で同制度を活用したいという意向が約4割あり、若年層ほどその傾向が強いとしています。さらに、現在は口座開設に住民票の写し等の提出が必要となっていますが、マイナンバーを用いることにより手続きを簡素化することなども提案し、NISAの利用促進を図る方針です。9月には日本証券業協会も平成27年度税制改正に関する要望を公表しました。しばらくは、税制改革の動向が注目されるところです。

「円安・株高」のパターン復活

 さて、実際の株式相場に目を向けてみましょう。9月19日には為替市場で1ドル=109円台と約6年ぶりの水準まで円安が進み、日経平均株価もチャート上のフシであった昨年末の1万6,291円を上回りました(別掲チャート参照)。円安の進行は輸出関連企業の業績にメリットになるケースが多く、トヨタ自動車(7203)を筆頭に日本を代表する国際優良株への関心が高まってきました。

図表1:日経平均(週足)と為替

図表:日経平均(週足)と為替

出所:モーニングスター作成

 今後も円安が進むようならいわゆる「円安メリット株」といわれる銘柄への注目度が高まるでしょう。別掲の表は対ドルで1円円安が進むと営業利益がどれだけ増えるかを見た為替感応度の高い銘柄です。例えばトヨタの場合、1円の円安で営業利益が400億円上積みされる計算です。

図表2:円安メリット企業

図表:円安メリット企業

出所:モーニングスター作成

 多くの企業が業績予想の前提として1ドル=100円を想定していますので、為替感応度の高い銘柄は業績予想の上方修正に期待が高まるという訳です。2015年3月期決算企業の9月中間決算の発表シーズンが迫ってきました。円安メリット株も投資対象のひとつとして注目しておきたい場面です。

NISAに適した金融商品は?

NISAに適した金融商品は?〜株式編

銘柄選びで考慮したい制度概要

銘柄選びで考慮したい投資指標『PER』

銘柄選びで考慮したい投資指標『PBR』

スタート3カ月、口座開設は順調

NISA投資1兆円を突破

NISA拡充策に期待高まる

NISAの“駆け込み需要”が話題

NISA利用促進へ 税制改革に関心

NISA改革はこれから

2014年のNISA、利用期限迫る

時流に乗る銘柄への投資の重要性

制度変更で利用増えるか

NISA口座、稼働率上昇

国内経済の好循環に期待

「木を見て森を見ず」に注意

NISA口座の稼働率は50%超に上昇

「ジュニアNISA」を活用せよ!

NISA口座の利用進む、注目すべき日本株は

「シクリカル株」の買い時を探る

統計から業績動向を読む

NISA口座利用は増えるも、認知度は低い!?

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NISA今年の買入れのタイミングは?

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4月からはジュニアNISAでの投資が開始!!

地震と株価の関係を知る――過去の事例を検証

NISA今後の買入れのタイミングは?

個人株主数が過去最高、NISAも寄与

NISAに適した金融商品は?〜ETF編

NISAに適した金融商品は?〜J-REIT編

J-REITはNISA向き?

NISAに適した金融商品は?〜投資信託編

リスク低減型ファンド

資産形成型ファンド

分配金受取型ファンド

値上がり益追求型ファンド

低コストが魅力のインデックスファンド

NISA向け新ファンド続々登場!

英国に学び、コスト重視に転換を

年1回決算型ファンドへの関心は強まるか

NISAで毎月分配ブーム終焉か

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有力ブロガー注目のファンドは?

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バランスファンドの最大下落率に注目

13年ぶり逆転へ、毎月分配以外が人気化

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