NISAに適した金融商品は?〜株式編 NISA口座、稼働率上昇

 波乱な幕開けとなった1月相場にあって、NISA(少額投資非課税制度)の口座数は着実に増加しているようです。2月18日に日本証券業協会が発表した主要証券会社10社(大手証券5社、ネット専業5社)のNISA口座利用状況によれば、総口座数は414万口座と昨年12月の406万口座から7.7万口座、率にして1.9%増加しました。金融庁の集計による全金融機関の総口座数は昨年末に833万口座でしたが、これに関しても増加していると推測されます。

 また、主要証券10社の1月の口座の稼働率は46.8%と前月比1.7ポイント上昇しています。NISA口座の総買付額は1兆6,816億円と前月に比べ18.5%増と2ケタの伸びとなりました。各月末に積立買付契約を結んでいる積立総買付額が795億円と13.7%増えています。口座稼働率は5割を割り込んでおり、実際の利用自体はまだまだといった状況ですが、徐々にNISAが個人投資家に浸透しているといっていいでしょう。

相場環境の改善が追い風に

 1月の相場は原油価格の急落などから投資家のリスク回避姿勢が強まりました。しかし、NISAの口座数や稼働率は伸びており、相場の環境が改善してくれば、一段の追い風となってきそうです。

 そして、2月相場はまさにそんな環境変化を感じさせる動きとなっています。日経平均株価は19日に1万8,264円と2007年7月に付けた高値1万8,261円を更新しました。チャートを見ていただけるとわかると思いますが、この07年高値というのは重要な意味をもっています。08年9月に起こった世界的な金融波乱「リーマン・ショック」前の高値であり、このフシを上に抜けたということは相場が修復し新しいステージに入ったと見られるためです。

図表:日経平均(月足)

図表:日経平均(月足)

出所:モーニングスター作成

 日経平均の絶対値は2000年4月以来の高値水準に到達したため一般紙などでも「15年ぶりの高値」「今世紀の高値」などといった言葉が飛び交いました。言葉使いの是非は置くとしても、チャート上では2万円までフシらしいフシが見当たらないということは確かです。先高期待の高まりは、NISA利用を促す大きな誘因となってきそうです。

株主還元に積極的な銘柄に着目

 ではNISAの投資対象としてはどんな銘柄が考えられるでしょうか。これまで、このコーナーでも何度も取り上げてきましたが、大きなテーマに乗る銘柄はやはり息の長い上昇相場を描いています。水素関連、インバウンド(訪日外国人客)関連、地方創生関連、原油安メリットなどは引き続き有望な切り口です。

 また、株主還元に前向きな銘柄は市場での評価が一段と高まってきそうです。企業の配当政策や資金の効率的な利用などを要求する「物言う投資家」として存在がクローズアップされる機関投資家が増えてきています。企業サイドでも、豊富な手持ち資金を持ち続けず、成長分野への投資やM&A(企業の合併・買収)の資金として活用したり、自社株買いや増配など株主への還元に回すといった動きが活発化しています。3月相場は配当や株主優待の権利取りが活発化する時期でもあります。継続的に株主への配分を増やす企業はNISAの投資対象ともなってくるでしょう。

NISAに適した金融商品は?

NISAに適した金融商品は?〜株式編

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NISA口座、稼働率上昇

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