NISAに適した金融商品は?〜株式編 NISA今年の買入れのタイミングは?

NISA口座の稼働率は56.1%まで上昇

 日本証券業協会が発表した15年12月のNISA(少額投資非課税制度)口座利用状況(主要証券会社10社)では、NISA総口座数は前月比1.1%増の約478万口座とNISA開始から丸2年を経ても堅調に増え続けています。12月の買付け額(14年および15年の利用枠での買付け金額の合計)は1,426億円と、前月の753億円から大幅に増加。稼働率(勘定設定口座数に占める稼働口座数の割合)も56.1%と前月から0.9ポイント上昇し、年間の累計買付け額は1兆6,979億円と、14年の1兆4,189億円から19.7%増加しました。

図表:NISAの利用状況(勘定設定口座数、月次)の推移

図表:米利上げ後のTOPIXパフォーマンス

出所:日本証券業協会データより、モーニングスターが作成

相場の安値時に買付け額が増加

 ここで月次の買付け額を検証すると、昨年最も多かったのが1月の2,627億円で突出しており、3月の1,987億円、2月の1,813億円、そして12月の1,428億円と続く。昨年、日経平均株価は1月16日の取引時間中の安値1万6,592円から6月24日の高値2万952円までほぼ右肩上がりの展開が続いたが、その前半に買付け額は高水準で推移した。一方、最も買付け額が少なかったのは11月の753億円で、9月の902億円、5月の1,047億円と続く。5月は2万円大台クリアの達成感から、また11月は9月29日の安値1万6,901円から12月1日の高値2万12円までのリバウンド相場の中、買いが手控えられた印象だ。

日銀金融政策決定会合が焦点

 では1月の相場動向を見て2月をどう読むかだが、1も2にも1月28〜29日の日銀金融政策決定会合で、市場が納得する追加金融緩和があるかどうかにかかっているだろう。22日に日経平均株価は941円高したが、その背景にあったのはECB(欧州中央銀行)の3月追加金融緩和と日銀による追加緩和への期待。東証が日々公表しているカラ売り比率(信用取引を含む)は1月19日が42.6%と、日経平均がいったん底を打った昨年9月29日の43.4%以来の水準まで上昇し、21日に東証1部の騰落レシオ(25日移動平均の値上がり銘柄数÷値下がり銘柄数)は53.8%と、2008年1月の52.8以来の低水準まで落ち込み、同日の新安値銘柄数は実に745にのぼっていた。要するに株価に強い割安感が漂う中、カラ売りが蓄積されていた訳で、22日の株価上昇はその買戻しが主導したもの。そのため、もし日銀が追加緩和に動かなければ投機資金は再び円高、日本株安に向け暗躍し始める可能性がある。ただ、目先の株価下落は中長期スタンスのNISAにとって狙い目。虎視眈々と買い場を探るところだろう。

NISAに適した金融商品は?

NISAに適した金融商品は?〜株式編

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NISA口座、稼働率上昇

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NISAに適した金融商品は?〜ETF編

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