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<特集>時代はソーシャルゲーム(2)=参入企業増加もDeNAとグリーへの注目続く

2010/09/03 19:31

 プラットフォームのオープン化により、ソーシャルゲームを手掛ける企業は増加傾向にある。従来の家庭用ゲーム機向けのソフトに比べると開発コストの負担は小さいと思われ、未上場企業など比較的規模の小さい企業の参入も増えている。ただ、モバゲーの場合、すでに400本以上のタイトルが提供されており、そのなかで上位の人気を確保するのは容易ではない。

 ちなみに、モバゲーやGREEのサイト上では、利用者数やページビューなど複数の評価項目で判断した人気ランキングを上位20タイトルずつ表示。上位のタイトルを提供している企業は、ゲーム開発会社として有望で収益的にも期待できる。

 9月1日現在でモバゲーとGREEの上位タイトル(男女それぞれ20本ずつ)のうち、上場企業、およびその関連会社が提供しているタイトルをピックアップするとモバゲーの場合、上位5位までは自社の内製タイトルが占めており、ディー・エヌ・エー(DeNA) <2432> は開発会社としても有力だと言えそう。

 具体的には、モバゲーにおけるベクター <2656> やGREEにおけるボルテージ <3639> などは複数のタイトルを上位にランキングさせており、注目される。また、サイバーエージェント <4751> はグループ会社のなかで有力な企業が複数出てきており、今後の成長が期待される。ケイブ <3760> についても同一タイトルでモバゲーとGREEの両方でランキング入りしており、評価したい。

 これらの企業以外に、カプコン <9697> やスクウェア・エニックス・ホールディングス <9684> 、コーエーテクモホールディングス <3635> など、既存の家庭用ゲームソフトの開発で実績のある企業の参入も増えてきている。これらの企業は知名度が高く、これまでの開発実績(タイトル)を生かした展開を進めることで、ユーザーを獲得しやすそうだ。

 ただ、こうした家庭用ゲームソフトの有力メーカーが参入してきたということは、モバゲーやGREEがゲームのプラットフォームとして無視できない存在になってきたとも考えられる。DeNAとグリー <3632> は今後も最注目だろう。

提供:モーニングスター社