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<特集>時代はソーシャルゲーム(3)=ゲーム性の高さも求められる

2010/09/03 19:32

 ソーシャルゲームは、市場の急速な拡大とともに競争も激化。トレンドの移り変わりも早まっている。今後は流れに沿わない作品、企業の淘汰(とうた)が進むだろう。ソーシャルゲームを手掛けると発表するだけで株価が急騰する、といった話題先行の動きはまだ多いが、銘柄を選別する必要が高まっていきそうだ。

 日本で普及が始まった当初は本家である米国の状況にならい、トランプゲームなど単純な内容のゲームが多かった。ただ、作品が多数集まるなかで人気の差も目立ち「出せば売れる」というブームの初期段階は過ぎた。ユーザーの目も肥え、ゲーム性の高さも求められている。様子をうかがっていた家庭用ゲームメーカーも、各社が機を得たとばかりに参入してきた。

 カプコン <9697> は8月上旬にディー・エヌ・エー(DeNA) <2432> が運営するプラットホーム「モバゲータウン」向けに「モンハン日記モバイルアイルー村」の配信を始め、17日で50万会員を集める異例のヒットとなった。家庭用の大ヒット作品「モンスターハンター」から派生したことも人気の背景で、強力なブランドを持つ家庭用ゲームメーカーならではの強みもある。

 その点ではバンダイナムコホールディングス <7832> も見逃せない。DeNAと共同で企画開発した「ガンダムロワイヤル」を今秋に配信予定。人気ブランド「機動戦士ガンダム」を採用し、ヒットが見込めそうだ。このほか、タイトルを厳選する傾向があるグリー <3632> の「GREE」向けで2作品の実績があるハドソン <4822> 、開発力に定評のあるロケットカンパニー(非上場)を子会社に抱え、参入を予定するイマジニア <4644> も台風の目になる可能性がある。

提供:モーニングスター社