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<話題>沸騰・銅相場「なぜだ?」(1)―史上最高値が視界に、1万ドル説も浮上

2010/10/07 18:41

 非鉄市況の盛り上がりが話題を呼んでいる。とりわけ、強いのが銅。国際指標となっているLME(ロンドン金属取引所)銅3カ月物は現地6日に前日比83ドル高の1トン=8259ドルを付け、一時、8326ドルと08年7月以来の8300ドル台を回復。同年7月4日に記録した史上最高値8720ドルが射程圏に入った。リーマン・ショック後の最安値2845ドル(08年12月24日)からすでに2.9倍、この4カ月間だけでも35%上昇している。LMEで取引されている亜鉛、鉛、ニッケルといった他の非鉄金属を寄せ付けない上げっぷりだ。

 業界関係者の間からは「08年の最高値を突破するようだと、9000ドル指向の流れになる」との声が上がっている。ただ、08年の相場を振り返ると、4月に最高値8730ドルを付けたあと、いったん6月に7815ドルまで下押し、そこから再び8720ドル(08年月7月2日)に上昇。あと一歩で最高値更新のところまで行きながらも抜けきれず、その後、同年9月のリーマン・ショックで相場は瓦解した。つまり、8700ドル台は、いわく付きのゾーンであり、相場的には大関門。この水準を突破するのは一筋縄ではいきそうにない。逆に、上抜けるようだと「相場のモメンタム(勢い)が一気に強まり、9000ドルは通過点。場合によっては1万ドルに向かう可能性も出てくる」(商社系シンクタンク)との見方も台頭している。

 なぜ、これほど銅が脚光を浴びているのか。人気沸騰を読み解く一つのカギは、銅の「需要構造」にある。

提供:モーニングスター社