日経平均21円安、金融株高でTOPIXは反発=19日後場
2009/10/19 15:22
19日後場の日経平均株価は前週末比21円05銭安の1万236円51銭と3営業日ぶりに反落。一方、TOPIXは4.85ポイント高い905.80ポイントと反発した。上海総合指数などアジア株の上昇を追い風に下げ幅を縮小。金融株への買い戻しが続いたほか、先物に断続的な買いも観測され、日経平均もプラスに転じる場面がみられた。東証1部の出来高は18億6641万株。売買代金は1兆2267億円。騰落銘柄数は値上がり1015銘柄、値下がり537銘柄、変わらず136銘柄。
大和証券SMBC金融証券研究所・投資戦略部部長の高橋和宏氏は「後場に切り返しの動きとなったが、これで上昇トレンドというわけでもない。結局はレンジ内の動きに過ぎない。物色の矛先は定まっていないが、取引時間中に主力ではない企業の業績上方修正が支援材料になった面もあることから、市場はこれまで通り、米企業の業績で需要の先行きを占いながら、国内企業の決算を待つ局面であることに変わりないとみられる」と指摘している。
業種別では、トヨタ
<7203>
など自動車株の一角がさえず、浜ゴム
<5101>
などタイヤ株も安い。商船三井
<9104>
など海運株の戻りも鈍かった。シキボウ
<3109>
など繊維株や、中外薬
<4519>
など医薬品株、電化
<4061>
など化学セクターも売りが優勢となった。板硝子
<5202>
などガラス株も下押した。個別では、10年3月期連結業績予想を下方修正したカシオ
<6952>
や、丸紅建材
<9763>
も売られ、統合撤回の共英製鋼
<5440>
と東鉄鋼
<5445>
も軟調。
半面、三井不
<8801>
、有楽土
<8838>
、大京
<8840>
など不動産株は買いが優勢となった。JAL
<9205>
の急上昇に、三菱UFJ
<8306>
など銀行株が買い戻され、プロミス
<8574>
などノンバンク株も堅調。野村
<8604>
など証券株や、三住海上
<8725>
など保険株もしっかり。レンゴー
<3941>
、三菱紙
<3864>
などパルプ・紙株も物色された。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、11業種が下落した。
提供:モーニングスター社