日経平均100円高、高値もみ合い=20日後場
2009/10/20 15:25
20日後場の日経平均株価は前日比100円33銭高の1万336円84銭と反発。手掛かり材料難に伸び悩む場面もみられたが、銀行株への買い戻しが強まって、日経平均は高値圏でもみ合い商状となった。藤井財務相が会見で「輸出のための意図的な円安に反省が必要」と発言。「円安に対して消極的」(中堅証券)と受け取られ、円高が進んだが、株式市場の反応は限られた。東証1部の出来高は18億3777万株。売買代金は1兆2983億円。騰落銘柄数は値上がり1078銘柄、値下がり474銘柄、変わらず137銘柄。
中堅証券のマーケットアナリストは「前日の米国株高を反映するなら、きょうの上昇幅も妥当。日経平均株価も年初来高値圏にあり、短期的な過熱感もあるだろう。国内企業決算を控えているのも上値を抑える一因になっているし、円相場が強含みで推移している点も重しだ。だが、米アップルの好決算をみてしまうと、やはり物足りない。何が一番の要因なのかは断定できないが、材料株の柱がないため、個人投資家が積極的に動けず、盛り上がりに欠けている。米国株はIT関連が指数を引っ張ってきたが、日本株にはそうした相場をけん引する材料株が足りない」と指摘している。
業種別では、NY原油先物価格が時間外取引で一時1バレル=80ドル台を回復したことから、国際帝石
<1605>
など資源開発株が継続物色され、三菱商
<8058>
など商社株も高値圏で推移した。三菱UFJ
<8306>
など銀行株が切り返し、UBS証が新規「Buy」でカバレッジしたオリックス
<8591>
やなどノンバンク株も高い。野村
<8604>
が高値引けとなるなど証券株も買われ、T&DHD
<8795>
など保険株も堅調。三菱地所
<8802>
など不動産株もしっかり。個別では、10年3月期連結業績予想を上方修正した太平工
<1819>
が値上がり率トップ。9月中間期連結業績予想を上方修正した四国化
<4099>
なども買われた。
半面、JFE
<5411>
など鉄鋼株は軟調。トヨタ
<7203>
など自動車株の一角も上値の重い展開が続いた。NY原油高を背景に、レンゴー
<3941>
などパルプ・紙株が停滞し、9月中間期連結利益予想を上方修正した日本紙
<3893>
にも売りが継続した。個別では、10年3月期連結業績予想を下方修正したマルハニチロ
<1334>
がさえない。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、29業種が上昇した。
提供:モーニングスター社