日経平均は小反落、こう着感強める=21日後場
2009/10/21 15:32
21日後場の日経平均株価は前日比3円45銭安の1万333円39銭と小反落。一方、TOPIXは同0.25ポイント高い913.70ポイントと小幅ながら3日続伸した。アジア株が高安まちまちで、日経平均もこう着感を強めた。薄商いのなか、先物にまとまった買いが観測されると上げに転じたが買いは続かず、前日終値を挟んでもみ合いに終始した。東証1部の出来高は17億9065万株。売買代金は1兆2380億円。騰落銘柄数は値上がり755銘柄、値下がり769銘柄、変わらず165銘柄。
明和証券・シニアマーケットアナリストの矢野正義氏は「米半導体製造装置BBレシオの良好で関連株には買いが続き、高い成長率が期待される中国GDPを控えて海運株なども買われた。決算本格化を前に様子見と言いたい気持ちも分かるが、決して手掛かり材料難というわけではない。それでも相場全体が動かないのは先行きの不透明感があるのだろう。7−9月期の業績回復は見込まれるが、下期の業績は分からない。来年初頭にも反転する可能性は高い。現状では中間期決算のあとに売りが優勢となりそう」と指摘している。
業種別では、三井不
<8801>
など不動産株に売りが継続した。原燃料の上昇懸念に、日本紙
<3893>
など製紙株も安い。住友鉱
<5713>
など非鉄金属株もさえない。7&iHD
<3382>
、丸井G
<8252>
など小売株も売りが優勢となり、エーザイ
<4523>
など医薬品株も停滞した。国際帝石
<1605>
など資源開発株も利益確定売りに押された。個別では、9月中間期で営業赤字に転落した三和HD
<5929>
が下落し、文化シヤタ
<5930>
も売られた。ほか、東エレク
<8035>
、信越化
<4063>
、電通
<4324>
なども軟調。
半面、商船三井
<9104>
など海運株が堅調。三菱商
<8058>
など商社株もしっかり。東芝
<6502>
、エルピーダ
<6665>
など半導体関連株も高い。野村
<8604>
など証券株も上昇し、三井住友
<8316>
など銀行株の一角も切り返した。個別では、ファーストリテ
<9983>
が逆行高。ソフトバンク
<9984>
も高い。9月中間期連結業績予想を上方修正したタカラトミー
<7867>
や、公的資金の注入が報じられたJAL
<9205>
、シティ証が投資判断を引き上げたAOCHD
<5017>
なども買われた。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、16業種が下落した。
提供:モーニングスター社