日経平均は小反発、JAL・銀行売りでTOPIXは続落=23日後場
2009/10/23 15:38
23日後場の日経平均株価は前日比15円82銭高の1万282円99銭と3日ぶりに小反発。一方、日本航空(JAL)
<9205>
に対する不透明感から銀行株への売りが強まり、TOPIXは6.57ポイント安い902.03ポイントと続落した。アジア株高や、円高一服感で一段高となったが上値は重く、次第に伸び悩んだ。引けにかけて手じまい売りが加速し、日経平均は前日終値付近まで下げ幅を縮めた。東証1部の出来高は19億9138万株。売買代金は1兆4063億円。騰落銘柄数は値上がり566銘柄、値下がり957銘柄、変わらず163銘柄。
中堅証券のマーケットアナリストは「企業業績の観測報道にも反応は限られるなど、やる気を感じられない相場が続いている。足元では円高一服感が出ているほか、政策リスクもすぐに業績に直結するような問題でもなく、やや悲観的になりすぎているようだ。4−6月期に好決算が続いたことで期待値も高いため、中間期決算にサプライズは期待できないが、上期の上ブレ分を加算しただけの上方修正であっても、それなりに評価できると思う。仮にそれで出尽くし感からの売りが優勢となってしまえば、年内はいまの水準でもみ合うことになるだろう」と指摘している
業種別では、キリンHD
<2503>
、日清粉G
<2002>
など食品株は堅調。クレセゾン
<8253>
、アイフル
<8515>
などノンバンク株もしっかり。大成建
<1801>
、ハザマ
<1719>
などゼネコン株や、日立建機
<6305>
、東芝機
<6104>
など機械株も継続物色された。個別では、9月中間期連結業績予想を上方修正したワコム
<6727>
や、日本ペイント
<4612>
が買われ、新神戸電
<6934>
も高い。ほか、ファーストリテ
<9983>
、トレンド
<4704>
、ソフトバンク
<9984>
なども引き締まった。
半面、最大8000億円の債務超過が報じられた日本航空(JAL)
<9205>
の急落を背景に、三菱UFJ
<8306>
など銀行株の下げがきつくなった。大和証G
<8601>
など証券株や、あいおい
<8761>
など保険株も停滞。東北電
<9506>
、中部電
<9502>
など電力株が軒並み下落。浜ゴム
<5101>
、ブリヂス
<5108>
などタイヤ株も安い銘柄が目立った。新日鉄
<5401>
など鉄鋼株や、三井物産
<8031>
など商社株も軟調。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、7業種が上昇した。
提供:モーニングスター社