日経平均79円高、円安一服で上値重い=26日後場
2009/10/26 15:34
26日後場の日経平均株価は前週末比79円63銭高の1万362円62銭と続伸。1ドル=92円割れと円安一服感から手控え気分が強まり、上値は重くなった。信越化
<4063>
や、JFE
<5411>
が売られると日経平均も上げ幅を縮めたが、引けにかけてやや持ち直した。東証1部の出来高は17億3035万株。売買代金は1兆2332億円。騰落銘柄数は値上がり1201銘柄、値下がり382銘柄、変わらず106銘柄。
大和証券SMBC金融証券研究所・投資戦略部部長の高橋和宏氏は「通期の業績予想を開示しなかった信越化や、上方修正期待の高かったJFEの決算は織り込み済み。市場予想を下回ったことで、他業種への期待がやや薄れた。国内企業の決算発表が本格化するとはいえ、多くが週末に偏っている。きょうのように『従来予想とカイ離がなければ売り』になる懸念が膨らむと余計に動きづらくなるだろう。現段階で週内に期待される買いといえるのは、月末のお化粧買いか」と指摘している。
業種別では、円高一服を背景に、ホンダ
<7267>
など自動車株が継続物色され、ソニー
<6758>
などハイテク株も活況。中国への鉄道技術供与報道で、川重
<7012>
や、JR東日本
<9020>
など関連株も高値圏で推移した。三菱UFJ
<8306>
など大手銀行株や、千葉銀
<8331>
、静岡銀
<8355>
など地銀株も引き締まった。個別では、10年3月期連結業績予想を上方修正したフコク
<5185>
が値上がり率トップ。複数の証券会社が投資判断を引き上げた日通
<9062>
も高い。ほか、ファーストリテ
<9983>
、ソフトバンク
<9984>
や、売買代金トップのGSユアサ
<6674>
が買われた。
半面、中越パ
<3877>
、日本紙
<3893>
などパルプ・紙株は停滞した。国際帝石
<1605>
など資源開発株も軟調。10年3月期連結業績予想を据え置いたJFE
<5411>
など鉄鋼株が下落。化学セクターでは、10年3月期連結業績予想の非開示で不透明感を残した信越化
<4063>
などが軟調に推移した。個別では、10年3月期連結業績予想を下方修正し、野村証券が投資判断を引き下げた日立ハイテク
<8036>
が値下がり率トップとなった。有沢製
<5208>
、千代化建
<6366>
なども安い。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、26業種が上昇した。
提供:モーニングスター社