日経平均137円安、アジア株安や円高で=28日後場
2009/10/28 15:36
28日後場の日経平均株価は前日比137円41銭安の1万75円05銭と大幅続落。買い手控え気分が強まるなか、アジア株安や円高を背景にジリ安商状となった。円の伸び悩みに、日経平均も下げ止まったが戻りは鈍く、終値としては10月14日以来、2週間ぶりに25日移動平均線(1万115円)を割り込んだ。東証1部の出来高は18億1950万株。売買代金は1兆3505億円。騰落銘柄数は値上がり558銘柄、値下がり1008銘柄、変わらず122銘柄。
中堅証券のマーケットアナリストは「増益見通しになったホンダ
<7267>
が3000円台を回復できなかった点は上値の重さを意識させる。現在のところ、優れない企業業績も見受けられるため、ホンダだけで相場全体に明るいムードを作るのは難しい。あすのシャープ
<6753>
、30日のソニー
<6758>
などで、ハイテク企業の業績上ブレに懸念が残された場合、上昇の波は築けそうもない。ただ、26日の業績上方修正が市場予想を下回ったことで売りが優勢となった日本電産
<6594>
が、きょうになって年初来高値を更新してきたことからも、業績回復期待は根強いとみられる」と指摘している。
業種別では、郵船
<9101>
、商船三井
<9104>
、川崎汽
<9107>
など海運株が停滞。新日石
<5001>
、昭シェル
<5002>
など石油株もさえない。新日鉄
<5401>
、JFE
<5411>
など鉄鋼株や、住友鉱
<5713>
、三菱マテリアル
<5711>
など非鉄金属株も下押した。売買代金トップの東芝
<6502>
、キヤノン
<7751>
などハイテク株も軟調。個別では、10年3月期連結業績予想を下方修正したレオパレス
<8848>
がストップ安となり、値下がり率トップ。09年12月期連結業績予想を下方修正した主力大証のシマノ
<7309>
も安い。ファーストリテ
<9983>
、ソフトバンク
<9984>
、信越化
<4063>
なども売られた。
半面、10年3月期連結で増益見通しとなったホンダ
<7267>
は堅調。9月中間期連結業績予想を上方修正した武蔵精密
<7220>
も買われ、ショーワ
<7274>
も物色されるなどホンダ系は部品メーカーも高い。米社と提携を発表したアステラス薬
<4503>
、武田薬
<4502>
など医薬品株も継続物色された。三井住友
<8316>
など大手銀行株の一角も底堅く、静岡銀
<8355>
、札幌北洋
<8328>
など地銀株にも高い銘柄が目立った。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、25業種が下落した。
提供:モーニングスター社