日経平均143円高、高値圏でもみ合い=30日後場
2009/10/30 15:48
30日後場の日経平均株価は前日比143円64銭高の1万34円74銭と4営業日ぶりに反発。高値圏でもみ合いとなり、動意の乏しい展開が続いた。金融政策決定会合でCP買い入れの打ち切りなどを発表したが、市場の反応は限定的だった。東証1部の出来高は19億3078万株。売買代金は1兆4511億円。騰落銘柄数は値上がり1125銘柄、値下がり436銘柄、変わらず121銘柄。なお、ファーストリテ
<9983>
の売買が終了しなかったため、定刻に日経平均の終値が確定しないという事態が発生した。
中堅証券のストラテジストは「上値の重さも感じられたが、引け後に主力企業の決算発表を控えることもあって買い進むような場面でもなく、週末要因などを考慮すれば、この程度だろう。ただ、返済猶予法案が閣議決定され、不透明感の払しょくに銀行株や不動産株が切り返してきたことは相場の空気を良くしたと思う。来週は祝日を挟むうえ、FOMC(米連邦公開市場委員会)やISM製造業指数、米雇用統計などを控えるため、日経平均は1万円を挟んだ動きとなるだろう」と指摘している。
業種別では、ドイツ証がレーティングを引き上げた日産自
<7201>
など自動車株や、10年3月期連結業績予想を上方修正した日産系の鬼怒ゴム
<5196>
など自動車部品株が上昇し、ブリヂス
<5108>
なども高い。10年3月期連結で赤字幅が縮小するパイオニア
<6773>
などハイテク株も堅調。新日鉄
<5401>
など鉄鋼株も物色された。国際帝石
<1605>
など資源開発株も買われ、経営統合を発表した新日石
<5001>
と新日鉱HD
<5016>
もしっかり。
半面、JT
<2914>
、ヤクルト
<2267>
など食品株は軟調。王子紙
<3861>
、中越パ
<3877>
などパルプ・紙株も売りが優勢となった。個別では、10年3月期連結業績予想を下方修正した主力大証の任天堂
<7974>
が停滞し、ファーストリテ
<9983>
、塩野義薬
<4507>
、ヤマトHD
<9064>
などが売られた。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、30業種が上昇した。
提供:モーニングスター社