シーシーエス、「自然光LED照明投入、来期以降急ピッチで再成長」=米田賢治社長に聞く
2009/11/10 08:21
LED(発光ダイオード)関連銘柄が人気化する場面が増えている。シーシーエス
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もその一つだ。半導体業界を主要顧客とした工業用LED照明器具の世界トップ級企業で、今7月期は業績の黒字転換を目指す。米田賢治社長に聞いた。
――前期の業績悪化からどう回復させていく考えか。
「半導体市況に業績が大きく影響されないよう、ここ数年、自動車を中心に医薬品や食品など他業界の顧客も増やした。ただ、金融危機で半導体、自動車業界とも生産調整に入り、当社の収益も減退した。一方、顧客は生産管理や工程改善を積極化したため、関連製品は順調。今期はそうしたニーズにきめ細かく対応して業績回復につなげる。また足元、半導体業界が設備投資に前向きになり、関連の受注が想定より早く戻りつつある。特に海外案件が戻っており、東南アジアで老朽化した工場を建て直すに当たり、光源を旧来のハロゲンからLEDに一新する案件が多く舞い込むようになった」
――工業用以外の分野でのビジネスはどう進んでいるのか。
「商業施設向けに自然光LED照明を開発した。従来の店舗用LEDの光は青白いが、当社は日光のように物を見たままの色で明るくすることに成功した。博物館や量販店などから引き合いを得ており、順次販売する。今下期に家庭用も投じたい。昨年末にM&A(企業の合併・買収)で始めた植物育成プラント事業は、自社の植物工場で栽培した高品質野菜を販売し、将来はLED照明を導入したプラント施設の販売に発展させる狙いがある。来期にプラント販売が進み、事業単独で黒字化する予定だ」
――中期的な成長イメージをどう描いているか。
「工業用は環境に左右されやすく過度な期待は禁物。ただ自然光LED照明など新規分野が売上の拡大エンジンとなり、来期以降、急ピッチで業績再成長軌道を描けると考える。特に海外は有望で、環境意識の高い欧州で白熱灯から蛍光灯を飛び越えてLEDに置き換える流れがある。こうした機会をとらえ、海外売上比率は現在の30%を3−4年後に50%にする方針だ。来期からの3年間ほどで連結売上高100億円(今期計画は55億5000万円)、経常利益20億円(同5000万円)を達成したい」
【投資判断】有望なLED関連株として折に触れて人気化が見込める。株価は10月の大相場以後の調整が進んでおり、参戦妙味がありそうだ。
提供:モーニングスター社