日経平均61円高、引けにかけて上げ幅縮小=10日後場
2009/11/10 15:29
10日後場の日経平均株価は前日比61円74銭高の9870円73銭と3日続伸。金融株への買い戻しにTOPIXも同1.77ポイント高い872.44ポイントと4日ぶりに反発した。アジア株が伸び悩むなか、日経平均は高値圏で推移したものの、手掛かり材料難に上値の重い展開となった。引けにかけて断続的な売りが出たほか、円上昇も重しとなって、日経平均は急速に上げ幅を縮めた。東証1部の出来高は18億517万株。売買代金は1兆2677億円。騰落銘柄数は値上がり854銘柄、値下がり724銘柄、変わらず110銘柄。
岩井証券・イワイリサーチセンター長の有沢正一氏は「投資ファンドも海外株高で日本株の比率を訂正するために買い戻しを入れているだけで、海外勢からすれば、仕方なしに買っている様子だ。日本株に対して、民主政権に神経質になっている国内勢は手控えるし、海外勢はそんな国内勢をみて懐疑的になっているのだろう。個人投資家も資金を債券にシフトさせており、悪循環だ。インデックス買いでも何でもいいので早々に日経平均1万円台回復となって、個人を呼び戻してもらいたい」と指摘している。
業種別では、三菱UFJ
<8306>
など銀行株や、武富士
<8564>
などノンバンク株が買い戻され、野村
<8604>
など証券株もしっかり。三井不
<8801>
など不動産株も引き締まった。新日鉄
<5401>
など鉄鋼株も継続物色された。個別では、世紀東急
<1898>
が値上がり率トップ。ファーストリテ
<9983>
は年初来高値を更新。10年3月期連結業績予想を上方修正したスクリーン
<7735>
や、9月中間期連結業績予想を上方修正した井関農
<6310>
なども買いが優勢となった。
半面、あいおい
<8761>
など保険株は軟調。NTT
<9432>
など情報通信株もさえない。ヘッジファンドの解約売りとの指摘が聞かれたトヨタ
<7203>
など自動車株の一角や、公募増資を発表した曙ブレーキ
<7238>
など自動車部品株も停滞した。Jパワー
<9513>
など電力株も軒並み売られた。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、17業種が上昇した。
提供:モーニングスター社