日経平均はわずか95銭高、上値重くジリ貧=11日後場
2009/11/11 15:33
11日後場の日経平均株価は前日比95銭高の9871円68銭と小幅ながら4日続伸。TOPIXは同0.15ポイント安い872.29ポイントと小反落。円相場が1ドル=89円台前半まで上昇し、日経平均もジリ貧商状となってマイナスに転じた。いったん持ち直したものの、買い材料に乏しいことから上値も重く、前日終値を挟んでもみ合いとなった。東証1部の出来高は16億9757万株。売買代金は1兆1447億円。騰落銘柄数は値上がり461銘柄、値下がり1061銘柄、変わらず148銘柄。
明和証券・シニアマーケットアナリストの矢野正義氏は「海外株が上昇しても、国内の経済指標が上ブレても、市場エネルギーの不足で日経平均の上値が重い。SQ(特別清算指数)前の様子見もあると思われるが、根本的には国内の成長戦略が見通せない点が足かせだ。諸外国と比べて、国内の景気対策は子ども手当など企業業績に直結するものではないため、不透明感が強く、短期売買が主体。結果的にこれまでのように一部の銘柄が指数を支えているだけになってしまう」と指摘している。
業種別では、商船三井
<9104>
、第一中汽
<9132>
など海運株が堅調。三菱UFJ
<8306>
など銀行株、T&DHD
<8795>
など保険株も継続物色された。東電
<9501>
、関西電
<9503>
など電力株も買いが優勢となった。メリル日本証が投資判断を引き上げたパイオニア
<6773>
などハイテク株や、住友重
<6302>
など機械株もしっかり。個別では、ゴールドマンサックス証がコンビクションリストに採用したNTT
<9432>
、ドイツ証が投資判断を引き上げたセ硝子
<4044>
が買われ、ITHD
<3626>
によるTOB価格790円を材料視した買いにソラン
<9750>
はストップ高比例配分された。ほか、ファーストリテ
<9983>
、ダイキン
<6367>
なども高い。
半面、国際帝石
<1605>
、新日石
<5001>
など石油関連株は安値圏で停滞した。アコム
<8572>
、アイフル
<8515>
などノンバンク株もさえない。住友ゴム
<5110>
などタイヤ株も軟調。新日鉄
<5401>
など鉄鋼株や、住友鉱
<5713>
、DOWA
<5714>
など非鉄金属株も売りが優勢となった。個別では、10年3月期連結業績予想を下方修正した明和地所
<8869>
が値下がり率トップ。公募増資を発表した日機装
<6376>
にも売りが継続し、スズキ
<7269>
、ドワンゴ
<3715>
なども安い。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、12業種が上昇した。
提供:モーニングスター社