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日経平均130円高、中国株売り・日本株買い=21日後場

2010/01/21 15:27

 21日後場の日経平均株価は前日比130円89銭高の1万868円41銭と4営業日ぶりに大幅反発。海外勢の買いも指摘され、上げ基調を強めた。09年10−12月期の中国実質GDP(国内総生産)が市場予想を上回ったことから、金融引き締め強化の影響を受けるとの見方が強まった中国株が売られ、日本株が買われるリバランスの動きが加速したという。円相場が1ドル=91円台半ばまで下落したことも追い風になった。東証1部の出来高は26億2304万株。売買代金は1兆8990億円。騰落銘柄数は値上がり1013銘柄、値下がり504銘柄、変わらず166銘柄。

 国内投信のファンドマネジャーは「中国の金融引き締め強化についても、過熱しすぎている市場をいったん冷やすためのもの。日本株への悪影響は大きくない。世界的にみても2010年の日本株は上昇するとのコンセンサスが多い。短期的には中国株を売って日本株を買う流れは継続すると思われ、1万1000円の回復も期待される。米国では決算の期待先行で買われていた面があり、企業業績に対して反応はまちまちだが、日本株については新興国の恩恵を受けるとの見方から上昇しており、決して決算期待というわけではない。来週から決算発表が本格化するが、全体相場に与える影響は軽微とみる」と指摘している。

 業種別では、トヨタ <7203> が昨年来高値を更新するなど自動車株が上昇。ハイテク株としては、ソニー <6758> や、TDK <6762> なども新高値となった。公募価格が決定した三井住友 <8316> など銀行株にも高い銘柄が目立ち、大和証G <8601> など証券株や、T&DHD <8795> など保険株も堅調。プロミス <8574> などノンバンク株も引き締まった。住友重 <6302> など機械株や、JFE <5411> など鉄鋼株もしっかり。商船三井 <9104> など海運株も持ち直した。国際帝石 <1605> 、出光興産 <5019> など石油関連株も底堅い。ブリヂス <5108> などタイヤ株もしっかり。個別では、ソフトバンク <9984> が昨年来高値を更新し、ヤフー <4689> 、KDDI <9433> 、ファーストリテ <9983> なども高い。

 半面、中越パ <3877> 、日本紙 <3893> などパルプ・紙株の一角は戻りの鈍い展開が続いた。アステラス薬 <4503> 、塩野義薬 <4507> など医薬品株も利益確定売りに押された。個別では、09年12月期連結業績予想を下方修正したサンシティ <8910> が値下がり率トップ。公募増資を発表するとの見方が浮上したパイオニア <6773> も下落した。ほか、日揮 <1963> 、ヤマトHD <9064> 、コナミ <9766> などが安い。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、30業種が上昇した。

提供:モーニングスター社