日経平均48円高、海外株の底堅さが支え=1日前場
2010/03/01 11:25
1日前場の日経平均株価は前週末比48円41銭高の1万174円44銭と続伸。欧米市場がしっかりした値動きだったことから買いが先行。上海総合指数が小高く寄り付いたことも支えになり、日経平均は高値圏でもみ合いとなった。円高への警戒感に輸出関連株の一角がさえず、指数はマイナス圏へ沈む場面もあったが、すぐに持ち直した。東証1部の出来高は7億3150万株。売買代金は4531億円。騰落銘柄数は値上がり1012銘柄、値下がり485銘柄、変わらず174銘柄。
国内投信のファンドマネジャーは「1ドル=89円前後、1ユーロ=121円台前半の水準を織り込んでいるとは思えず、買い上がる状況ではないが、これまで勢いのあった一部の欧州系による売りが乏しくなり、売り手不在でジリ高となった。米国では今晩のISM(米サプライマネジメント協会)製造業指数、3日のADP(オートマチック・データ・プロセッシング)雇用リポート、5日の2月雇用統計と重要な経済指標が発表されるため、それらを見極めたいとする向きから週内は基本的に後場から動意は乏しくなりそうだが、底堅く推移するだろう」と指摘している。
業種別では、住友ゴム
<5110>
、ブリヂス
<5108>
などタイヤ株がしっかり。チリ大地震で銅などの需給ひっ迫の思惑から、住友鉱
<5713>
、三菱マテリアル
<5711>
など非鉄金属株も買いが先行した。新日石
<5001>
、新日鉱HD
<5016>
など石油株も堅調。日本紙
<3893>
など製紙株も上げ基調。三菱UFJ
<8306>
、三井住友
<8316>
、みずほ
<8411>
などJPモルガン証がセクター判断を引き上げた銀行株も引き締まった。関西電
<9503>
、東ガス
<9531>
など電力・ガス株も物色された。
半面、住友大阪
<5232>
、太平洋セメ
<5233>
などセメント株や、旭硝子
<5201>
などガラス株は軟調。トヨタ
<7203>
、ホンダ
<7267>
など自動車株も上値が重かった。個別では、10年7月期連結で最終赤字に下方修正した内田洋行
<8057>
、10年3月期連結業績予想を下方修正した飯野海
<9119>
、外資系証券による投資判断引き下げが観測された新興プラン
<6379>
などが売られた。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、30業種が上昇した。
提供:モーニングスター社