日経平均182円高、売り乏しく高値もみ合い=8日前場
2010/03/08 11:29
8日前場の日経平均株価は前週末比182円34銭高の1万551円30銭と続伸。2月の米雇用統計が予想よりも悪化しなかったことから、前週末の米国株が急上昇し、東京市場も買いが先行。円相場が1ドル=90円台半ばまで下落したことも追い風になって、取引時間中としては1月26日以来の1万500円台回復となった。追加の材料難に買い一巡後は伸び悩む場面もあったが、売りも乏しく、高値圏で推移した。東証1部の出来高は9億1827万株。売買代金は6161億円。騰落銘柄数は値上がり1220銘柄、値下がり299銘柄、変わらず150銘柄。
大和証券キャピタルマーケッツ金融証券研究所・投資戦略部部長の高橋和宏氏は「企業業績を織り込んで上値を試すような相場にはならず、追加の材料もないことから、結局は外部環境にツレ高しただけとなった。きょうも中国株が軟調に推移すれば、日経平均も上げ幅を縮めるような展開は十分にあり得るだろう。米2月雇用統計はセンチメントの改善にはつながったが、ファンダメンタルの面からみれば好感できるような内容ではなく、今後も注意深くみていく必要がある。週末にはメジャーSQ(特別清算指数)を控えて、週内は1万500円前後でもみ合いが予想される」と指摘している。
業種別では、トヨタ
<7203>
、日産自
<7201>
など自動車株に買いが先行し、ソニー
<6758>
が昨年来高値を更新するなどハイテク株も堅調。郵船
<9101>
、商船三井
<9104>
など海運株や、住金
<5405>
、JFE
<5411>
など鉄鋼株、伊藤忠
<8001>
、三井物産
<8031>
など商社株も引き締まった。日立建機
<6305>
など機械株も物色され、値上がり率トップのペガサス
<6262>
や、JUKI
<6440>
なども高い。大和証G
<8601>
、野村
<8604>
など証券株や、クレセゾン
<8253>
などノンバンク株が買われ、三菱Uリース
<8593>
などリース株の上昇も目立った。
半面、関西電
<9503>
、東ガス
<9531>
など電力・ガス株は売りが優勢となった。個別では、株主割当増資を発表したタカラレーベン
<8897>
が下落。前社長の辞任問題で海外勢の手控えが指摘された富士通
<6702>
や、10年3月期連結業績予想を下方修正したメガネトップ
<7541>
なども安い。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、32業種が上昇した。
提供:モーニングスター社