日経平均は小幅続落、薄商いに方向感定まらず=10日前場
2010/03/10 11:24
10日前場の日経平均株価は前日比8円60銭安の1万559円05銭と小幅続落。薄商いに方向感は定まらず、前日終値を挟んでもみ合いとなった。売り買いとも手掛かり材料難に加え、週末にメジャーSQ(特別清算指数)を控えることから様子見気分が強かった。寄り付き前の1月機械受注は前月比でマイナスに転じたが、事前予想通りとして悪材料視する動きは限られた。東証1部の出来高は7億7481万株。売買代金は4873億円。騰落銘柄数は値上がり698銘柄、値下がり753銘柄、変わらず213銘柄。
リテラクレア証券・情報部部長の清水洋介氏は「基本的には強気相場だが、まだ持ち合い解消の売りや持ち高調整が続くとの見方もあって上値を追うよりも安値水準で買いを入れたい心境。SQ通過で1万500円台を維持できなければ、1万100円程度まで下押す可能性もあり、3月は往復相場だったという話になるが、維持できれば、1万500円台で値固めとなりそう。3月中は積極的に買い上がるとは思えないものの、1月15日の昨年来高値1万982円10銭が上値メドとして意識される」と指摘している。
業種別では、国際帝石
<1605>
など資源開発株が売られ、日経平均構成銘柄への採用に期待されていたコスモ石
<5007>
など石油株もさえない。SUMCO
<3436>
、トーカロ
<3433>
など半導体関連株も利益確定売りが優勢となった。川崎汽
<9107>
など海運株も軟調。KDDI
<9433>
など情報・通信株も売りが先行。トヨタ
<7203>
など自動車株が売られ、ブリヂス
<5108>
、ニッタ
<5186>
などゴム製品株も下落した。大和証券CMが投資判断を2段階引き下げたメガネトップ
<7541>
など小売株も安い。三菱UFJ
<8306>
など大手銀行株も上値が重く、千葉銀
<8331>
など地銀株への売りも目立った。
半面、T&DHD
<8795>
など保険株は買いが先行した。10年3月期で営業益18%増が報じられた富士紡HD
<3104>
など繊維製品株も堅調。旭硝子
<5201>
などガラス株も物色された。プロミス
<8574>
などノンバンク株もしっかり。関西電
<9503>
、大阪ガス
<9532>
など電力・ガス株の一角も底堅く推移した。東芝機
<6104>
など機械株も高く、カシオ
<6952>
、富士通
<6702>
などハイテク株も上昇。三菱UFJ証がレーティングを引き上げたタムラ製
<6768>
も引き締まった。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、25業種が下落した。
提供:モーニングスター社