日経平均23円安、過熱感で売り先行=18日前場
2010/03/18 11:23
18日前場の日経平均株価は前日比23円04銭安の1万823円94銭と反落。短期的な過熱感が意識され、売りが先行したが、下値は限られ、底堅く推移した。一方で買い材料も乏しいことから戻りも鈍く、狭いレンジで小動きが続いた。前場高値は1万845円73銭、安値は1万807円79銭と、値幅は37円94銭にとどまっている。東証1部の出来高は9億2850万株。売買代金は5610億円。騰落銘柄数は値上がり768銘柄、値下がり704銘柄、変わらず190銘柄。
国内投信のファンドマネジャーは「FOMC(米連邦公開市場委員会)、日銀の決定会合などのイベントが通過したほか、ギリシャ問題、米金融改革などの懸念も一服した。日本株は短期的な過熱感はあっても達成感がない。拾ってくる動きが根強く、下値は限定的とみる。買い材料がなく、期末接近で積極性にも乏しくなるため、急ピッチの上昇は見込めないが、来週いっぱいまでジリ高で1万1000円を試すような展開となりそう。強いて材料を挙げるなら、人民元の切り上げだろう。まだ先の話になるだろうが、半年以内には切り上げてくる可能性が濃厚で、実際に行われれば、円高圧力が増すことになる」と指摘している。
業種別では、モルガン証が投資判断を引き下げた三井不
<8801>
、三菱地所
<8802>
など不動産株が下落。テルモ
<4543>
など精密機器株もさえない。みずほ
<8411>
など大手銀行株や、ふくおか
<8354>
など地銀株にも安い物が目立った。野村
<8604>
など証券株の上値も重い。東電
<9501>
、東ガス
<9531>
など電力・ガス株も軟調。ヤマトHD
<9064>
など陸運株も下押した。個別では、10年3月期連結業績予想を下方修正した東芝機
<6104>
や、クレディスイス証が投資評価を引き下げたエプソン
<6724>
などが下落。11年1月期連結で黒字見通しの三井ハイ
<6966>
や、好業績期待で前日急騰した東栄住宅
<8875>
などは利益確定売りに押された。
半面、NY原油先物価格の上昇を反映し、国際帝石
<1605>
、シティ証が投資判断を引き上げたAOCHD
<5017>
など石油関連株が堅調。三井物産
<8031>
など商社株も物色された。クレディスイス証が投資評価を引き上げた東製鉄
<5423>
など鉄鋼株や、10年3月期連結業績予想を上方修正した東邦鉛
<5707>
など非鉄金属株も引き締まった。商船三井
<9104>
など海運株は切り返した。レンゴー
<3941>
、王子紙
<3861>
などパルプ・紙株もしっかり。T&DHD
<8795>
など保険株や、ツムラ
<4540>
など医薬品株も買われた。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、15業種が下落した。
提供:モーニングスター社