<話題>原発建設、新興国で活発化、日本企業の商機
2010/03/18 12:05
IAEA(国際原子力機関)のまとめによると、現在全世界で建設中の原子力発電所数は56件。原発建設といえば日本企業の活躍に期待がかかるが、UAE(アラブ首長国連邦)は韓国、ベトナムはロシアに受注を奪われ厳しい状況が続いている。政府も受注獲得に向け後押しする方針で、今後に期待がかかる。
56件の国別の内訳は、中国21件、ロシア9件、韓国6件、インド5件、ブルガリア、スロバキア、ウクライナ各2件、米国、日本、パキスタン、イラン、フランス、フィンランド、アルゼンチンが各1件。台湾でも2件が建設中。予定される発電量は5185万キロワットに達する。発電タイプ別では、沸騰水型が3件、高速増殖炉2件、軽水冷却黒鉛減速型1件、加圧水型重水炉3件、加圧水型47件。中国をはじめとした新興国での建設が活発化している。
この日の関連銘柄はまちまちの動き。前場終値は、米ウェスチングハウス社を傘下に持つ東芝
<6502>
が9円高の453円、圧力容器を手掛ける日本製鋼所
<5631>
が29円高の1062円、木村化工機
<6378>
が17円高の862円、発電タービンなどを手掛ける日立
<6501>
が2円高の333円、日立プラントテクノロジー
<1970>
が9円高の656円と続伸。プラント工事の東芝プラントシステム
<1983>
が3円高の1035円と反発、仏原子力大手のアレバと提携している三菱重工業
<7011>
が変わらずの357円、IHI
<7013>
は1円安162円となった。(高橋克己)
提供:モーニングスター社