日経平均71円高、米株高を好感=19日前場
2010/03/19 11:24
19日前場の日経平均株価は前日比71円49銭高の1万815円52銭と反発。前日の米株高を好感した買いが先行。上海総合指数が小高く寄り付くと、日経平均は先物主導で上げ基調を強め、1万800円台を回復した。ただ、3連休を前にしたポジション調整の売りが上値を抑える要因となり、買い一巡後はもみ合いとなった。東証1部の出来高は8億1549万株。売買代金は5250億円。騰落銘柄数は値上がり1138銘柄、値下がり366銘柄、変わらず156銘柄。
岩井証券・イワイリサーチセンター長の有沢正一氏は「国内の機関投資家はプレーヤーに成り切れているのか疑問が残るほどシェアが低いため、期待できるのは外国人投資家だけ。結果的に為替と海外の株式相場を注視しただけの中身のない相場になっている。一方、ソニー
<6758>
の強さが際立ち、相場のけん引役になっている。こうした国際優良株が目立つ相場で昨年来高値を更新してくれば、少なくとも形だけは築ける。そうなれば個人投資家も買いを入れる。中身はそのあとに伴ってくるだろう」と指摘している。
業種別では、特種東海
<3708>
、王子紙
<3861>
などパルプ・紙株が値上がり率トップ。次世代光技術の実用化に向けて慶応大との連携が報じられた東芝
<6502>
や、旭硝子
<5201>
などもしっかり。ソニー
<6758>
は昨年来高値を更新するなどハイテク株も高い。ホンダ
<7267>
など自動車株も買いが先行した。10年3月期連結業績予想を上方修正したフコク
<5185>
をはじめ、浜ゴム
<5101>
、洋ゴム
<5105>
などゴム製品株も引き締まった。住金
<5405>
など鉄鋼株や、日軽金
<5701>
など非鉄金属株も堅調。住友電工
<5802>
など電線株も買われた。
半面、公示地価の下落で、三井不
<8801>
、三菱地所
<8802>
など不動産株は値下がり率トップ。10年2月期連結業績予想を下方修正したイオンクレ
<8570>
などノンバンク株も売られ、T&DHD
<8795>
など保険株の一角もさえない。クロマグロ禁輸案の否決で、林兼
<2286>
が値下がり率トップ。東都水
<8038>
、ホウスイ
<1352>
、日配飼
<2056>
など関連銘柄の下げもきつい。個別では、ゴールドマン証が投資判断を引き下げたニコン
<7731>
なども安い。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、29業種が上昇した。
提供:モーニングスター社