日経平均80円高、3連休前で動意薄=19日後場
2010/03/19 15:28
19日後場の日経平均株価は前日比80円69銭高の1万824円72銭と反発。3連休前の手控え気分が強まるなか、手掛かり材料難で動意の乏しい展開が続いた。薄商いのなか、先物への買いに反応して上げ幅を広げる場面もあったが、上値は重く、積極的に買い上がるような動きはみられなかった。東証1部の出来高は17億5198万株。売買代金は1兆1833億円。騰落銘柄数は値上がり1144銘柄、値下がり398銘柄、変わらず136銘柄。
しんきんアセットマネジメント投信・投信グループ長の藤原直樹氏は「高値警戒感、ギリシャ問題の再燃、3連休前で、しっかりした値動きではあったが、上値が重かったともいえる。前日はもともと過熱感があって、いつ利益を確定しようかと思っていたところにタイミングよくギリシャ問題が再燃して売りに傾いたが、高い確率でEU(欧州連合)による支援となるだろう。外部環境は悪くないし、相場のムードは強気から変わっていない。ただ、昨年来高値を更新するかと言われれば、材料がないので難しいだろう。4月1日の日銀短観、3月期の企業決算を見極めて一段高となりそう」と指摘している。
業種別では、ホンダ
<7267>
など自動車株が買われ、洋ゴム
<5105>
などタイヤ株も堅調。10年3月期連結業績予想を上方修正したフコク
<5185>
なども引き締まった。特種東海
<3708>
、王子紙
<3861>
などパルプ・紙株もしっかり。昨年来高値を更新したソニー
<6758>
などハイテク株も継続物色された。住金
<5405>
など鉄鋼株や、住友鉱
<5713>
など非鉄金属株も買いが先行し、古河電工
<5801>
など電線株も高い。みずほ
<8411>
など大手銀行株や、ふくおか
<8354>
、中国銀
<8382>
など地銀株も引き締まった。
半面、10年2月期連結業績予想を下方修正したイオンクレ
<8570>
などノンバンク株の戻りは鈍く、公示地価の下落で、三井不
<8801>
など不動産株も停滞した。T&DHD
<8795>
など保険株の一角もさえない。クロマグロ禁輸案の否決で、林兼
<2286>
、東都水
<8038>
、ホウスイ
<1352>
などに売りが継続。日配飼
<2056>
なども軟調。なお、東証業種別株価指数は、全33業種中、29業種が上昇した。
提供:モーニングスター社