株式ニュース



日立、寿命約10年のリチウムイオン電池開発にメド

2010/04/06 07:43

 日立製作所 <6501> は5日、マンガン系正極材料を用いた産業用リチウム電池の寿命を、従来の同社開発品と比較して約2倍にできる、新たな正極材料を開発したと発表した。
 開発した正極材料は資源が豊富なマンガン系の材料で、マンガン元素の一部を他元素と置換することで結晶構造を安定化、さらに耐酸性に優れた複合酸化物を混合して、電解液へのマンガン溶出を低減させた。
 今回開発した正極材料を用いて電池セルを試作し、評価を実施した結果、電池容量の低下を従来の2分の1に抑制できた。それにより、マンガン系正極材料を用いたリチウムイオン電池の寿命の約2倍の、10年以上の寿命を実現できる見通しを得た、としている。
 今回開発した正極材を用いたリチウム電池は、風力発電などの新エネルギー分野での電力貯蔵用や、温暖化ガスを低減する電動式の建設機械などの産業用の電源としての応用が期待される、としている。
 5日は一時6円高の381円まで買われ、新値を付けた。終値は1円高の376円。
提供:モーニングスター社