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日興AMが「アジア債券ファンド(毎月分配型)」を14日に設定(2)

2010/06/08 18:34

 日興アセットマネジメントは6月14日、アジアのソブリン債や準ソブリン債に投資する「アジア債券ファンド(毎月分配型)」の設定・運用を開始する。

 同ファンドの運用プロセスについては、日本を除くアジアの国々の中から、(1)金利水準(2)為替動向(3)流動性、といった観点から投資対象国を選別する。投資対象のアジアンボンドマザーファンドでは(2010年3月末時点)、通貨別構成比率はインドネシアルピア25.3%、フィリピンペソ20.3%、韓国ウォン20.0%、マレーシアリンギット13.6%、シンガポールドル12.8%となっている。
 投資対象国は適宜見直し、機動的な変更を行う予定だが、流動性などを勘案して投資対象国は比較的絞られたものとする予定だ。ただ、投資対象国はアジア全般に幅広く取り、今後投資機会が生まれる可能性のある国々なども幅広く調査対象としている。

 格付別構成比率では、Aaaが15.3%、Aが33.4%となっているが、Ba以下が47.7%、無格付も3.6%含まれるなど幅広い格付け構成となっている。セクター別構成比率では、国債が79.0%と大半を占め、政府保証債など8.4%、その他(準ソブリン債など)12.6%となっている。新興国債券のなかでも比較的リスクが低いとされる国債が運用の中心となっており、「今後の外債投資のコア・ポートフォリオの一部としてご活用いただける」(商品企画部)という。

 一方で、組み入れ対象国や比率などは見直しを随時行う。また、アジアンボンドマザーファンドは日興アセットマネジメントシンガポール リミテッドから投資助言を受けて日興AMが運用を行うが、実際に日興AMでアジア債券専門のファンドマネジャーが運用を担当するなど、アジア債券の運用ノウハウを自社で蓄積している。

 2010年には世界のGDP(国内総生産)総額61.7兆ドル(IMF予想ベース)となることが見込まれるなか、アジア(除く日本)の比率が16%(2000年は10%)に高まることが予想されるなど、アジアの堅調な成長は従前より大きな関心を集めている。「アジア経済は今後も伸びていくと思われるが、アジアの国々の中でも個別の国によって事情は異なり、投資対象国を選別することが大事」(同)といい、アジア諸国の中でも投資対象国を選別し、機動的に修正していく仕組みを整えている。
 さらに、ギリシャの財政問題を発端とするユーロ圏の金融危機からアジアの存在感が高まっているが、アジア地域の通貨はドルとの連動性が強い半面、ユーロとの連動性は低いといった特徴があるという。また、近年投資家の人気を集めているブラジル通貨のレアル、南アランドとも連動性が低いといった特性もあるようだ。

主な購入費用など
申込手数料(税込み、上限):3.15%
信託報酬率(税込み、年):実質的に1.5645%
信託財産留保額:なし
提供:モーニングスター社