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大相撲賭博疑惑、永谷園など懸賞から撤退も

2010/06/17 18:54

 大相撲が力士・親方の野球賭博問題や暴力団観戦により揺れている。大相撲には懸賞金という制度があるが、企業のイメージダウンにもつながるため、企業側としても今後の対応を迫られそうだ。

 大相撲の幕内の取り組みに出すことができる1本6万円の懸賞は、出したその日の会場入場者全員に配られる取組表に印刷され、取組直前には場内放送で懸賞者を読み上げる(一つの取組にかけられる懸賞は1社5本まで)。大相撲はNHKで全国放送されるため、読み上げられればテレビにおける宣伝効果も期待できる。

 しかし、ここ最近の大相撲は不祥事が続いており、懸賞を出す企業もさすがに対応を検討し始めた。最多の懸賞金を出し、最大手の「スポンサー」になっているのが、ここ数年は1場所200本前後の懸賞をかける永谷園 <2899> 。お茶漬けなど和風の商品を主力とする同社は、「大相撲は同じ和のイメージを持つので応援したい」(広報室)ことが理由と話す。

 だが、不祥事が続いたことで状況は一変。すでに「撤退などすべての選択肢を含め対応を検討している」(同)ことを明らかにした。結論は名古屋場所(7月11日初日)開始までに出す予定という。森永製菓 <2201> や日本マクドナルドホールディングス <2702> 、明治乳業(明治ホールディングス <2269> )など懸賞をかけることが多いほかの企業も早急な対応を迫られそうだ。

提供:モーニングスター社