株式ニュース



岩谷産、金属アレルギーを防ぎ応用範囲の広い、医療用材料向け新技術を開発

2010/06/30 07:43

 岩谷産業 <8088> は29日、ベンチャー企業のソフセラ社(非上場)と共同で、ステンレスなどの金属表面に生体親和性材料であるハイドロキシアパタイトのナノ粒子を、化学的に結合させる複合化技術を開発したと発表した。
 両社はステンレス表面に高濃度オゾン水を作用させることで、ハイドロキシアパタイトを結合させるための有効な官能基(水酸基)を効率よく形成できることを突き止めた。さらに、国立循環器病センターで進めてきた技術を発展させ、オゾン水プロセスだけでなく、前後のプロセスや条件の最適化を行うことにより、量産も可能となる効率的な被覆技術を確立した。
 ハイドロキシアパタイトは歯や骨の主成分で、これの被覆により感染症のリスクが軽減でき、ステント(血管などを内部から広げる医療機器)や、人工関節、インプラント治療を行う歯科医療分野、金属アレルギーの人の反応防止(ピアス、ネックレス、時計など)など、多方面での応用利用が予想される。
 岩谷産の29日終値は3円安の259円。
提供:モーニングスター社