<特集>まだ間に合う!高配当・好業績・低PBR銘柄に照準(1)=来週決算企業のなかにもお宝銘柄が
2010/07/30 20:50
11年3月期第1四半期(10年4−6月)決算もたけなわ。株式市場では、日々、お目当てにしている企業の業績を受けて一喜一憂する姿がみられる。
さて、今回の第1四半期決算を前に、市場の関心を集めたのが、「低PBR・高配当利回り・好業績」銘柄群だ。背景には、欧州の財政・金融危機や中国経済の先行き懸念などがある。世界的にリスクを回避する動きが強まるなかで、株式市場が冷え込み、マネーが債券にシフト。そのため、業績面の不安が少ないにもかかわらず、全体相場に引きずられて株価が低迷し、PBRが1倍を割れると同時に配当利回りが上昇した銘柄が増加したのだ。その後の長期金利の低水準での推移を背景に、これらの銘柄に対する関心は一段と高まっている。
すでに決算発表がだいぶ進んでしまったが、心配する必要はまったくない。よく探してみれば、来週以降に決算を発表する企業のなかにも、「低PBR・高配当利回り・好業績」銘柄が結構残っているのだ。
そこで、本特集では、来週以降に第1四半期決算を発表する東証1部に上場する3月期決算の中小型銘柄(上場株式数2億株未満)のなかから、「期初の今期連結経常利益予想が増益見通し」「PBR1倍割れ」「予想配当利回り2.5%以上」――である主な銘柄を抽出した。中小型株を選択したのは、いわゆる外国人投資家など巨大マネーの影響を受けづらいと考えたためだ。銘柄は「(3)=このリストのなかに有望銘柄が」に掲載した。来週以降の銘柄選択の参考になれば幸いである。
なお、参考までに、上記条件を満たす銘柄のうち、すでに決算を発表した銘柄をいくつか取り上げ、発表直後の株価の動きを記載した。
マックス
<6454>
――7月22日引け後に発表。同日終値961円に対して、23日は一時996円まで上昇。
日本バルカー工業
<7995>
――同28日引け後に発表。同日終値204円に対して、29日は一時217円まで上昇。
トーメンエレクトロニクス
<7558>
――同28日引け後に発表。同日終値995円に対して、29日は一時1060円まで上昇。
住商情報システム
<9719>
――同29日引け後に発表。同日終値1300円に対して、30日は一時1334円まで上昇。
もちろん、そのときの相場状況もあろうが、上記銘柄のパフォーマンスをみると、「低PBR・高配当利回り」という魅力と安定した業績が投資家の安心感を誘ったことは確かなようだ。
提供:モーニングスター社