株式ニュース



ビッグイベント、TOPIX浮動株調整がきょう実施

2010/10/28 13:32

 10月7日に東京証券取引所が発表した1−3月期決算企業分のTOPIX浮動株比率(市場で流通する可能性の高い株式、フリー・フロート・ウエート=FFW)の定期見直しが28日引け値ベースで実施され、TOPIXパッシブファンドのリバランス需給も発生する。

 TOPIX浮動株比率の定期見直しは、1、4、7、10月の第5営業日に行われるが、10月の見直しは1−3月期決算銘柄が対象のため1年でもっとも大きな見直し。全体の差し引き金額はリバランスのためフラットではあるものの、金額も株数インパクトも通常の月末調整の比ではないため注目度は高い。

 今回の定期見直しによるFFW変更は758銘柄。上方修正が668銘柄に対し、下方修正はわずか90銘柄で、TOPIX全体のFFWは上昇する。そのためFFWの見直しがない銘柄のウエートは低下する。大和証券キャピタル・マーケッツは、見直しによる全体的な東証1部の影響は回転率が片道約2.44%だと推測する。

 リバランスが行われる28日引け後には、FFW定期見直しのほか、新規上場銘柄のTOPIXへの反映も行われる。それらを含めて推計するとTOPIXウエートの変化幅が大きい銘柄としてウエート上昇では国際石油開発帝石 <1605> 、ソニー <6758> 、コマツ <6301> 、ウエート低下ではFFW変更がなく相対的にウエートが下がるトヨタ <7203> 、キヤノン <7751> などに影響が出そうだ。

 なお、大和証券CMによるとTOPIXのパッシブ連動資金の運用合計金額は約17兆621億円。(裁定:約6032億円、年金:約14兆7004億円、投信:約1兆6603億円、簡保:約982億円。すべて10月6日時点)

提供:モーニングスター社