株式ニュース



新興市場トップピック=J・TECがストップ高

2011/03/04 08:19

 3日の新興市場は強調展開。マザーズ指数は反発して2月21日に付けた昨年来高値を更新した。サイバーエージェント <4751> やスタートトゥデイ <3092> といった時価総額上位の主力ネット株が買われて指数をけん引。フュートレック <2468> やスターティア <3393> のようなテーマ株への物色意欲も強く、11年の第1号案件として登場した駅探 <3646> の初値も公開価格比約2倍と急騰。大型株と一線を画す地合いとなっている。マザーズ指数が高値を更新したことで上昇トレンドへ完全に回帰しており、今後は東証1部市場から独立した展開に進む可能性もある。過熱感が一気に高まりやすい体質であることは注意が必要だが、当面は東証1部市場を上回るパフォーマンスが期待できそうだ。(小泉健太)

 <以下、4日付株式新聞より抜粋>

 3日、再生医療のジャパン・ティッシュ・エンジニアリング(J・TEC) <7774> がストップ高。昨年9月に付けた高値を更新した。2日、同社の自家培養表皮「ジェイス」が、表皮水疱(すいほう)症の治療を目的とした「希少疾病用医療機器」に指定される見通しと発表。厚生労働省の関連部会が問題ないとの判断を示した。

 J・TECでは、すでに重症熱傷の治療で実績がある「ジェイス」の適応拡大を目指し、希少疾病の表皮水疱症に向けた検証を進めている。表皮水疱症とは、日常生活で起こる弱い衝撃でも皮膚に水膨れやただれが生じる遺伝性の病気で、国内の推定患者数は500−640人。今後「ジェイス」が「希少疾病用医療機器」に指定されれば、試験研究費に対する助成金の交付や優先的な治験相談、優先審査の実施などの優遇措置を受けられる。上市時期など道のりは未定だが、「今後の開発がスムーズになる」(広報担当)としている。

 株価は材料に反応し上放れ。上値を抑えていた8万円近辺のラインを上抜けたことで、騰勢が増しそうだ。

提供:モーニングスター社