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4日の東京外国為替市場=ドル・円は動意薄、「米雇用統計受けた失望売りを警戒」との声

2011/03/04 15:47

 4日の東京外国為替市場で、ドル・円は動意薄。NY時間に2月米雇用統計の発表を控えて投資家の様子見姿勢が強まった。「米雇用統計の発表まで重要なイベントがないため、各通貨ペアともにポジション調整にとどまるとみる」(外為アナリスト)との指摘が出ていた。

 ドル・円は3日のNY時間に強い米経済指標などを受けて一時82円48銭まで上昇し、2月24日以来の高値を付けた。しかし、「4日の米雇用統計発表後の失望売りを警戒したい。非農業部門雇用者数は、市場予想が前月比19.6万人増と前回分(同3.6万人増)に比べて大幅な改善が見込まれている。強い数字が出るとの期待が高まっているだけに、市場予想を下回ればドル売りが膨らむとみられる」(同)との声が聞かれた。午前7時以降、ドル・円は82円28銭−45銭で推移。(午後3時20分現在)

 ユーロ・円も小動き。3日の海外時間に強まったユーロ買いが一巡し、方向感が出なかった。3日にはトリシェECB(欧州中銀)総裁がECB理事会後の記者会見で4月利上げの可能性に言及し、ユーロが急騰。ユーロ・円は3日のNY時間に一時115円14銭まで上昇し、10年11月4日以来約4カ月ぶりの高値を付けていた。

 もっとも、市場ではユーロの先行きについて慎重にみる向きもある。「ECBの早期利上げ期待で買われてきたユーロには過熱感がある。中東情勢の緊迫化による原油価格の高騰は一時的かもしれず、インフレは中期的に安定することも考えられる。ECBとしても景気を冷え込ませる利上げはできるだけ遅らせたいのが本音だろう」(大手金融機関)との見方があった。午前7時以降、ユーロ・円は114円84銭−115円15銭で推移。(午後3時20分現在)
 (坂本浩明)

提供:モーニングスター社