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<話題>MSCI標準指数の定期銘柄見直しで除外銘柄がほぼ軒並み安

2011/05/17 13:42

 17日の日本時間早朝、世界的な株価指数であるMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)スタンダードインデックス(標準指数)の四半期ごとの定期組み入れ銘柄見直しが発表された。日本株の新規採用はなく、除外は20銘柄に上った。今回、MSCI指数への反映は5月31日の引け値段階となる。

 大和証券キャピタル・マーケッツでは「FIF(外国人投資可能な浮動株比率)考慮後の日本株の時価総額が相対的に低下したことが要因」とみており、除外銘柄の多くは小型株指数へ移行した。実際、日本株スモールキャップ指数(標準指数には含まれない)では、33銘柄が新規採用となり、7銘柄が除外されている。

 標準指数採用銘柄の見直しにより、MSCI Japanの時価総額は0.70%減少、極東アジアを対象としたMSCI EAFE指数や世界を対象としたMSCI World指数でも日本株のウエートが減少するとして、約972億円の資金流出を予想している。また、MSCI指数は世界の投資家が参考指標としているため、多くのファンドの運用に影響してきそうだ。この日の東京株式市場では、除外20銘柄を先回りして売る動きが波及し、一部を除いて軒並み安となっている。(木村重文)

 なお、除外銘柄は以下の通り。
 サッポロホールディングス <2501> 、伊藤園 <2593> 、日清紡ホールディングス <3105> 、日産化学 <4021> 、トクヤマ <4043> 、フジ・メディア・ホールディングス <4676> 、オービック <4684> 、東京製鉄 <5423> 、三井金属 <5706> 、DOWAホールディングス <5714> 、ミツミ電機 <6767> 、新光電気工業 <6967> 、キヤノンマーケティングジャパン <8060> 、ユニー <8270> 、札幌北洋ホールディングス <8328> 、七十七銀行 <8341> 、松井証券 <8628> 、池田泉州ホールディングス <8714> 、東京建物 <8804> 、阪急阪神ホールディングス <9042> 。

提供:モーニングスター社