株式ニュース



新興市場トップピック=日本ドライとSEMITECがストップ高

2011/07/01 08:09

 6月30日の新興市場は高安まちまち。ここ数日の上げ幅が大きかったマザーズ指数は小反落した。東証1部市場に連動して上昇して始まったが、すぐに利益確定売りが優勢に。主力株の多くは上値の重い展開で、売買代金も再び減少している。ジャスダックでは指数は上昇しているものの、中身はマザーズと同様にさえない。ただ、物色動向には改善の兆しがみられる。上場2日目のSEMITEC <6626> と日本ドライケミカル <1909> はそろって一時ストップ高となったほか、ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP) <3652> も大幅高。主力株の動きは東証1部市場の動向次第の感が強いが、こういった値動きの軽い銘柄への物色は新興市場独自のもの。今後の展開に期待したい。(小泉健太)

<以下、7月1日付株式新聞より抜粋>

 6月29日に新規上場した日本ドライケミカル <1909> 、SEMITEC <6626> がそろってストップ高。全般相場の好転を受け、値幅狙いの資金が流入している。

 日本ドライケミカルはかつて旭硝子 <5201> の子会社で東証1部に上場しており、再上場となる。米タイコグループ入りに伴い、2000年に上場廃止となったが、タイコの再編でグループを外れ、改めて東証に上場した。消火・防災設備の設計などを手掛ける。中でも、アルミニウム製消火器の製造、販売を行っているのは、世界でも同社だけだ。

 29日大引け後の社長会見で、遠山榮一社長は「アルミニウム製消火器は軽い、さびないなどのメリットがあるが、価格の高さで思うように普及が進んでいない。今後、鉄製消火器との価格差の縮小から拡販を図る」と語った。

 12年3月期の連結業績は、売上高220億800万円(前期比3.6%増)、経常利益6億9500万円(同4.6%減)、売上高経常利益率3.2%の予想。「数年後には売上高250億円、売上高経常利益率4%以上を目指す」(遠山社長)としている。

 一方、SEMITEは温度センサーなどの製造、販売を手掛ける。4月13日に上場予定だったが、震災の影響で上場が延期されていた。石塚二朗社長は社長会見で、高利益率のハイテク医療用センサーを新たな収益の柱に育てる方針を強調。そのうえで「12年3月期以降の5年間で営業利益率10%(今期予想5.4%)を目指す」と話した。

提供:モーニングスター社