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新興市場トップピック=テラが急伸

2011/07/06 08:15

 5日の新興市場は高安まちまち。日経ジャスダック平均は東証1部市場と連動して5日続伸となったが、マザーズ指数は小反落。日経平均株価が1万円大台の前で足踏みとなっており、新興市場も積極的な売買は広がらなかった。新興市場の話題は大阪証券取引所 <8697> 株に集中。かねてから統合を模索していた東京証券取引所がTOB(株式公開買い付け)を実施するとの報道があった。株価は時価より上の水準にTOB価格が設定されるとの思惑から買われたが、ストップ高には至らず。地合いはそこまで強くなく、楽観的な売買は膨らんでいない。
 個別物色は値幅を求めて再び直近IPO(新規上場)銘柄に流入。ディジタルメディアプロフェッショナル(DMP) <3652> やSEMITEC <6626> が大幅高となっていた。新興市場はまだ改善の途上で深い追いは禁物。ただ、全般相場がなお強張るなら、スパークス・グループ <8739> に妙味が膨らんでいきそうだ。(小泉健太)

<以下、6日付株式新聞より抜粋>

 バイオベンチャーのテラ <2191> が商いを伴い急伸。4日、九州大学と共同でナチュラルキラー(NK)細胞に関する特許を出願したと発表した。

 NK細胞は高い殺傷能力を持ち、ウイルス感染細胞やがん化した細胞を攻撃する。がん免疫細胞療法への活用が期待されているが、これまでは細胞増幅が困難で実用化に時間がかかっていた。テラが九州大学と申請したのはNK細胞を高い純度で効果的に増幅する新技術。6月28日に別の増幅技術の特許も出願済みで、互いを組み合わせて効果的な療法の開発につなげる意向だ。テラはがん免疫療法の「樹状細胞ワクチン療法」の技術提供を中心に手掛ける。今回の件が順調に進めば新たな売上の柱が立ち上がる可能性がある。将来は「『樹状細胞ワクチン療法』とNK細胞を用いた画期的な療法の研究も行う」(経営戦略室)とする。

提供:モーニングスター社