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新興市場トップピック=楽天が6月高値更新

2011/08/18 08:06

 17日の新興市場は逆行高商状。東証1部市場が反落した一方でマザーズ指数は3日続伸、日経ジャスダック平均は4日続伸となった。ネット株への物色意欲が高まっており、ミクシィ <2121> が後場に上げ幅を拡大させたほか、スタートトゥデイ <3092> やサイバーエージェント <4751> など多くのネット株が堅調に推移。ジャスダックでは楽天 <4755> が6月に付けた年初来高値を更新。東証1部市場でも利益確定売り優勢だったグリー <3632> 、ディー・エヌ・エー <2432> が後場に息を吹き返しており、より投資家のネット株指向が明確なっている。18日からはお盆休みもあけ、投資家が株式市場に徐々に戻ってくるとみられる。閑散相場で目立っていたネット株人気が埋もれる可能性もある。目先の投資マインドに左右されることの多いセクターだけに動向を注視しておきたい。(小泉健太)

<以下、18日付株式新聞より抜粋>

 楽天 <4755> が3日続伸し、6月8日に付けた年初来高値を2カ月ぶりに更新した。

 足元の相場では海外株式市場の波乱や為替の円高に東京市場が振り回される中でもネット株は強く、グリー <3632> 、ディー・エヌ・エー <2432> が東証1部市場で上位の売買代金を記録。グーグルによるモトローラ・モビリティ買収のニュースも刺激となって、ネット株への投資意欲が高まっていた。17日は新興市場で抜群の流動性を誇り、かつ高値未更新で比較的出遅れ感のあった楽天株も物色の対象として注目を集めたようだ。

 楽天は4日に12年12月期の6月中間期決算を発表済み。連結経常利益は前年同期比5.4%増の290億1700万円となり、震災を経ても堅調な収益動向が確認されている。震災直後、流通の混乱から実店舗での品不足が社会問題となったタイミングでは、Eコマース(電子商取引)の利便性が改めて注目された面もある。決算に先行してクレジットカード事業における特別損失の計上も発表しており、悪材料出尽くし感から買いやすい状況でもあった。

提供:モーニングスター社