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<新興国EYE>仏独伊エネルギー大手、ロシア送ガス管網「サウスストリーム」に出資へ

2011/09/08 18:17

 ロシア国営天然ガス大手ガスプロムのアレクセイ・ミレルCEO(最高経営責任者)は6日、同社が中心となって建設を進めているガスパイプライン網「サウスストリーム」(輸送能力は年間630億立方メートル)の建設計画に、仏電力公社EDFと独BASFの石油・天然ガス子会社ヴィンテルスハルが各15%、戦略パートナーのイタリア石油大手エニが20%を出資することが決まったことを明らかにした。ノーボスチ通信(電子版)が伝えた。サウスストリームは、ロシアやアゼルバイジャンなど中央アジアの天然ガスを黒海の海底と中継地のブルガリアを経由して欧州各国に送る。

 同CEOはすでにウラジーミル・プーチン首相に対し、今月16日にロシア南部の黒海のリゾート地ソチで、これら3社と株主合意文書に調印することを伝えている。サウスストリームは10年から建設に着手しており、15年から操業を開始する予定。同ルートもバルト海経由でロシアとドイツを結ぶガスパイプライン網「ノルドストリーム」(総延長1224キロ、輸送能力550億立方メートル)と同様、ロシアと天然ガス供給をめぐって紛争が絶えないウクライナを迂回(うかい)するルートとなる。

提供:モーニングスター社