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<EMeye>サウジの英字メディアがカダフィ死去を歓迎、「リビア民主化は次の段階に」と指摘

2011/10/21 12:54

 リビアのカダフィ大佐死去の報道を受け、サウジアラビアの英字紙アラブ・ニューズ(電子版)は21日、『カダフィのいなくなったリビア』と題し、歓迎の社説を公表した。以下、要旨を掲載する。

 「カダフィ大佐が同国シルト(Sirte)地域からの逃亡を試みる際に殺害されたことは、リビアのすべてを変えるものだ」

 「もちろん、(確たる)証拠が必要だ。彼の息子たちの何人かが拘束・殺害されたと以前報道されたが、あとでデマと分かった。その経験から、世界は議論の余地のない証拠を求めるだろう。仮に証拠が出ても、なおカダフィ死去を信じようとしない人もいるだろうが、陰謀論を好む向きはいつだっているものだ。リビア新政権がその知らせを確認し、多くの外国政府が認めたことは、同国の紛争を終結させ、リビアにおける新たな民主的時代の扉を開ける。リビアにおける独裁政権から民主政体への移行に向けた第1ステージは終わった」

 「カダフィ死去の重要な点は、政権移行をより容易で安全なものにするところにある。彼は軍事資金とゲリラ戦闘を継続するための人脈を持っており、自由の身である限りは国家の安定を危うくする。彼の息子であるシャイフ・アル・イスラームは父親を失ったことで、自らをかくまい支持してくれる外国政府を見つけることが難しくなった」

 「しかし、リビア民主化の前途は険しい。つい数日前、国民評議会(NTC)ナンバー2のジブリル氏は敵対する政治家・政治勢力との間で権力闘争が起きる可能性について警告を発した。もっとも、(武力闘争を通じてではなく)投票箱を介してのそれではあるが。政治的空白が長引けば、政治的混乱はより大きくなる」

 「目下、リビアは国中がカダフィ死去の知らせに沸いている。抑圧者は去った。42年間に及んだ独裁と専制は終わった。アラブ世界も祝福している。他国に口出しを続けることで、カダフィはアラブ諸国にとっても脅威、困惑の種、さらには恥辱でもあった。カダフィを法廷で裁くことが可能であったら、はるかに良かった。(カダフィによる)無数の犠牲者が正義に基づき処遇されることが可能になっていただろう」

提供:モーニングスター社